【勝手に星付け@映画】
ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ ★★★★★
ー愛する人を憎む人生なんて意味がないー
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まず先に断っておきますが、ビートルズもジョン・レノンも詳しくありません。てか、ほぼ知らないです。
つまり、ビートルズの曲とジョン・レノンの曲の区別もついてないアッパラパーです٩(๑´3`๑)۶
そのことを念頭に置いた上で読んでください🙏怒らないでね!
さてさて、ノーウェアボーイです。
(心の声:サブタイトルはまるっといらなかったと思います)
ビートルズになる前の不良少年時代のジョン・レノンの映画。
ジョン・レノンに対して不良少年というイメージがそもそもなくて、なんとなく神経質で繊細な少年だったんだろうと想像していたら、あにはからんや………神経質で繊細なのはポールの方でした。
良い映画でした。ラストにはほろりほろり…と涙が落ちました。
私にとっては、ジョン・レノンの映画ではなく、彼の母の映画でした。
あとで調べて納得。監督は、子供をもつ女性でした。ジェンダーに触れるのはあまり良しとしませんが、やはり女性目線(特に母親目線)じゃなくちゃ撮れない映画ってあると思います。
女優さんの演技も素晴らしいし、ジョンに感情移入するよりも前に、二人の母の視点に入り込んでしまった。
産みの母と育ての母(伯母)の間で揺れるジョン。
産みの母は自由奔放で彼に音楽を教える。育ての母は、厳格に育てる。
見かけは優しくしてくれる実母に惹かれるのは、幼いジョンの気持ちを思えば当然なのだけど……伯母には伯母の想いがある。
きっと誰も悪くないのだ。きっと誰も悪くない。
しかしその間で、ジョンは苦しんでいる。求めるあまり、愛しているのか憎んでるのかも分からなくなった二人の母。
現実逃避のようにバンドにのめり込むジョン。彼のバンド・クオリーメンは、確実にビートルズへの道を歩んでいく。
タイトルの「ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ」。うん、ジョンは確かにひとりぼっちだ。
でも居場所を見つけた。どこに?
音楽の中に。
彼は終生、週イチで“母”に電話をかけ続けたそうだ。
素敵な母親だった。素敵な親子だった。
一個だけ文句つけたいとこは、メガネ!ジョンといえばメガネ!なのに、あからさまな伊達メガネ!
メガネいじりが結構あるにしては、近眼らしい描写もない!あんな距離でメガネなしでウインク見えるかーい……と、元メガネっ子としてはいささか不満でした。
ケチつけてごめんね、ジョン。
R.I.P ジョン・レノン。
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