Salad’s Story -2ページ目

Salad’s Story

saladが書く携帯小説擬き
楽しんで頂ければ良いです





「何あの人……」



わたしがそう言うと木村先生は私に椅子に座らせた


「楠田君と知り合い?」



「あんな人知りません!!!」



わたしがそう言うと木村先生は
クスクス笑い出した



「あらら、楠田君可哀想に…」



先生は何か言ったけど小さくて何を言ったのか分からなかった



「楠田君は、吉野さんのこと知ってるみたいだったけど?」



「どうせあだ名で知ってるだけです」



「そんなことないんじゃない?
さっき、華先輩って言ってたし」



「クラスの誰かが
 教えたんじゃないですか?」


「からかうために?
 でも、さっきからかわれた?」


「はい!めっちゃくちゃ
 からかわれました!」


先生は、あぁーあぁーってカンジの顔をするとんーと唸りだした



「…先生?」



「あー!ごめん!
んーとね、多分本人はからかってるつもりはなかったと思うの」


「いや、そんなわけないです」


キーコンカーコン


わたしがそう言うと予鈴のチャイムが鳴った



「一時間目始まるんで行ってきます」


わたしは椅子から立ち上がり鞄を持つと廊下に出た


「………」


そこにはさっきの男の子がいた



男の子は、私を見て微笑んだ



私は一瞬止まった足をまた動かして
男の子の前を何事も無いかのように
通り過ぎようとした



だけど……


「待ってください」


わたしの手をまた掴んできた


「……」



「これ、渡したくて……」


男の子は私の手に何か握らせた


「そこにオレの携帯番号とメアド書いってから連絡くださいね」


そう言うとわたしの手を放した


わたしは早歩きでそこを立去った