新・ヒトツノヒRETURNS~新たなる炎
第XI部 「破」の章(6)
第1章:「斬新会 VS GOLDEN DRAGONS」~新たなる対決の始まり
4
2011年7月13日 火曜日
23:30
「では、第2回戦、開始っ!!」
こう言って、ストップウォッチのスタートボタンを押す竜一。
仰向けにベッドに横たわる、ベトナム人のように色黒いやせこけた金竜の肢体。
晃司のペニスはずっと下を向き、萎えたままである。
「・・・まさか、こんな女とソウカツするとは、思ってもみなかったよ・・・」
吐き捨てるように言う晃司。
「お前なんかに一滴も出すもんか!!
蒔田竜の血が混じってしまうではないか・・・」
すると、金竜はこう言った。
「果たしてそうかしら??」
挑むような言葉。
自信満々の顔つきの金竜。
「さあ、あなたが下になって!!」
「どっちが上でも下でも、立ちっこないがな・・・」
こう言って、仰向けになる晃司。
晃司の上になって、騎乗位で晃司のすっかり縮んだペニスを握る金竜。
やがて、それは金竜の奥に深く吸い込まれていった・・・。
「さあ!! あたしの秘孔を突いてみな??」
その時であった!!
金竜の眼が、竜のようにギラリと白く光る!!
晃司は稲妻を受けたような衝撃を味わう。
衝撃は、まもなく快感に変わる!!
「竜だっ!!
竜が炎を吐き出しているっ!!」
絶叫する晃司。
それは、まさに「革命の焔」であった!!
炎の中で、晃司自身はみるみる間に、硬くなり初め、膨張していった・・・。
それは、晃司の意思に反してのものだった・・・。
「ふ、不覚だ!!」
必死に堪える晃司。
・・・しかし、晃司自身の中でまもなく「逆流」が始まらんとしていた。
「ウフフフフフフ、晃司さん・・・!!
あたしの中で、かなり勃起してるわね!!
お前はすでに発射しているっ!!」
挑発の言葉を投げつける金竜。
竜一もまた、笑いながら全裸で絡み合う男女を見ている・・・。
一方、沙紗はといえば、部屋の隅で裸のまま目を伏せ、二人から目をそらしている・・・。
「傲慢になっているのも、今のうちよ!!
あなたからは一滴も残らずすべて絞りとってやるわ!!
さあ、覚悟なさいっ!!」
晃司自身を股間に吸い込んだまま、金竜の汗ばんだ黒い肢体が、容赦なく晃司にからみつく。
何か言おうとした晃司を、キスで塞ぎ、
晃司の胸板に、自らの柔らかい乳房をすり寄せる金竜・・・。
「さあ、そろそろ行くわよっ!!
必殺技『竜王百裂拳』!!
あたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!」
・・・その瞬間!!
金竜の秘貝が、さらに激しく晃司自身を締めつける!!
・・・晃司はまるで、ペニスをあちこち連打されているようである。
「やめてくれえええええええええええええええええええええええええ!!」
絶叫する晃司。
「さあ、晃司よ!!
そろそろ、天に帰る時が来たようだわ!!」
「1分30秒経過!!」
ストップウォッチを見ながら、無表情で言う竜一。
(い、いかん!!
ここで発射してしまっては、俺の負けだっ!!)
晃司は必死に堪えようともがいたが、勝てなかった・・・。
「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ドピュピュピュピューーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!
金竜の中で、ついに逆流が始まってしまったようだ!!
カルピスの原液に似た生暖かい白い液体。
金竜の中で、不覚にも爆発させてしまった晃司・・・。
「パパ!!イッたわよ!!」
金竜の歓喜な叫び。
この瞬間、ストップボタンを押す竜一。
「1分42秒ーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「パパー!! やったわ!!
あたしたちは、革命闘争に勝利したのよ!!」
歓声を上げる金竜。
「でかした!!金竜!!
流石、ワシの娘じゃあああ!!」
ハイタッチを交わす父と娘。
晃司の萎えたぺニスが白い糸を引きながら、晃司の腹の上で息絶える・・・。
そして、金竜は・・・、
晃司の上で開脚し、革命闘争の「白い残骸」をゆっくりと・・・、
晃司の腹上に、ボタボタと放出する・・・。
やがて、晃司の視線上に、
呆然と立ち尽くす全裸姿の沙紗の姿があった・・・。
沙紗の瞳には涙が光っていた・・・。
「さあ、沙紗君!!
我々のもとへ旅立つのだ!!」
竜一が歓喜の声を上げる。
「晃司君、残念だが、ルールはルールだ!!
沙紗君を奪還したかったら、またソウカツ勝負に挑む事だ!! うちの金竜に勝てる自信ができたら、我々はいつでもソウカツ勝負を受けて立つから、その時は連絡くれたまえ!!」
「アハハ!! ムリムリ!!
沙紗ちゃんより、30秒も早くイキ過ぎじゃん!!」
嘲笑いする金竜。
金竜との一戦が終わり、晃司はとある疑念が確信へと変わった!!
それは、金竜は明らかに蒔田竜の実娘であるという確信!!
金竜のからだの中には、明らかに蒔田竜が生きている!!
今は亡き蒔田竜は、金竜の膣内で焔を吐きながら、その身を潜めていたのであった!!
金竜の「ソウカツ」を、蒔田竜の見えない力が後押ししている事を晃司は確信したのであった!!
これは、竜一に断固確認しなければいけない!!
そう思った晃司であった!!