香月サラです



今の放課後等デイサービスの職場で、約2年前、同じ時期に働き始めた職員さんが居てね、、



その方は精神障害者手帳を持っていて、確か、うつ病だったと思います



小学生?中学生の頃には、精神科を受診していたそう



大学を卒業されていて、一般就職もしてみたけれど、なかなか難しく…



発達障害もあるんじゃないかな



一時期は就労継続支援B型作業所で働いた経験もあるそうですが…



一般就職を目指し、でも、やっぱり一般就職は難しかったので、紹介を通じて今に至ります



うちの事業所は小規模なので、残念ながら障害者雇用枠はありません



普通にパートさんとして働いてもらっています



が、やはり、けっこうな配慮が必要です



私も最初の1年間は、子どもに配慮するのは当然のこととして、なんで同僚のこの人にまで、配慮しなきゃいけないのかな〜、仕事増えるし〜、って感じていました



しかも、あんまり動かないので、平気でぼーーーーっとしてるんですよね笑い泣き



暇な時は、自分で仕事を探したり、仕事をもらいに行こうよ、と思うけれど、そういうことはしない…?できない?から、ぼーーっとしてる



スマホ見たり(前はね)



それで時給が発生していると思うと腹立たしく感じて、「普通はこうするよね?!」みたいな、わたしの中の常識とか固定観念が刺激されまくっていました笑



でもね、悪い人じゃない



話してみると、彼なりに色々感じ、色々考えている(そして目は純粋で繊細)



これまで、退職の危機は何度かあったものの、一昨年秋の、事業所のゴタゴタも共に乗り越え…



更に彼は、主婦が多い職場ではとても貴重な18時半まで居てくれる人材なのです



彼が居るからこそ、私も17時半に上がれるの



でも、やっぱり配慮がいるし、あんまり仕事できないし、、などの理由から辞めてもらった方が良いのでは、という声が上がっていたのも事実



昨年、わたしが管理者になってからも、そんな声が上がったのだけど、わたしは、、、



それは、イヤだったんです



何故なら…、



今、放課後等デイで見ている子どもたち、この子たちが大人になった時のことを重ね合わせて見ていたから



この子たちが大人になって社会に出て行った時、同じように「ふつうにできないから」「配慮がいるから」という理由でクビにされたり、働けなかったらイヤじゃないですか!



彼が働ける居場所をつくり、彼が能力を発揮できる仕事を創り出すことが出来なければ、今 関わっている子どもたちの未来は暗い、そう感じたんです



ぼーーっとしていたら仕事を与えれば良いし、彼が得意なことをしてもらったら良い



することが無かったら聞きにきてください、と教える


当たり前のことも丁寧に教える


「察して」とか求めない


分かりやすく伝える



一緒に働く側にこそ、固定観念をぶち破る度量が求められるんだなぁと実感しました



その彼が、先月この事業所で働いてから初めて、うつ病の発作というか…、数年ぶりの激しい落ち状態に見舞われてしまいました



一時は寝てる以外、何もできない状態だったそうで、最悪の場合、退職の可能性も…



でも、職員も子どもたちもみんな待っていますよ、とメッセージを送ったところ…



思ったよりも早く復帰できそう、と嬉しい連絡が来ました



居場所がある、って、それだけで、とっても力が湧くもの



そして人との繋がりが、人を強く、しなやかにしてくれるのかもしれませんね



現在デイで関わっている子どもたちも、将来 社会へ出て行ったら、受け入れてもらいたい



共に働ける社会であってほしい



そのためにも今、まずはわたしが目の前の特性凸凹な彼を認めて、仕事として成立させたいな、と



障がいなんて、ただの違い


みんな違って、みんなおんなじ



そんなふうに感じて仕事をしています



キッチンに美しい光が現れました


何に光が反射したか知りたいです?


それは、、、圧力鍋♡笑

ゆらゆらと、とても綺麗でした〜〜