道場主催の大会が立て続けに予定されている。

忙しい春になりそうだ。

 

実質、全ての運営を指揮するのは師範代。

かつてなかった規模の、

外部協力団体も加わる大会もあり、

私だったら倒れそう。昇天

有能で働き者の師範代しかこなせないと思う。

かなりの人手が欲しいそうだ。

LINEで呼びかけておられる。

まだまだ、スタッフ希望者は足りない。

もちろん、

私もお手伝いに行く。

 

とは言え、

企画した師範の意気込みに反し、

道場内では、もう一つ反応が薄い。

 

  戦いたがらない若者たち

 

 

スタッフだけではなく、

出場選手ももちろん募っているが、

型も組手も、

一番脂の乗っていそうな若者~壮年が、

あまり出て来ない。

 

うちの道場だけでも、

いつも組手となると張り切る学生達が、

せっかくの大きな試合なのに、

全然興味を示さない。

日程的に間もあるし、

出られない筈はないと思うけれど。

 

まぁかく言う私にしても、

組手はもうお腹いっぱい、

昇段審査の実績作りでガンガン出ていた頃、

(学生相手に結構勝っていた。今では無理あせる

もう試合は沢山だ、

と気持ちが疲れ果てた。

 

でも今の学生たちは、

コロナ時代もあって全然、試合経験がないのだ。

本当に皆無。

それなのに、

やる前から疲れているように見えるのは何故?

 

その学生達にもスタッフ参加をと、

師範代は「ボランティア参加証明書を発行する」

と呼びかけているのだが…。

もちろん、社会人でも希望者には発行すると。

社会人でも、

(結構集まってはいるが)

道場生全体では、多くは参加しそうにない。

 

私の場合、

何しろ学生時代がキングオブ体育会の部。

 

大会=

身を粉にして働く、選手でも同じ。

そういう世界だった。

 

一瞬でも無駄話をしていたら、

本気で吊るし上げられる。

無理矢理仕事を見つけて、動くフリをし続けた。

 

いい歳した今、そこまではできないが、

「大会に参加する以上は、

お客様じゃいられないっしょ」

というリアルな感覚だけは残っている。

 

道場のヤマト君が以前言っていた。

「人を雇えばいいのに」

「月謝が跳ね上がりますよ?」

と私。

 

道場は一応、営利団体だけど、

内実は部活時代とそう大差ない気がする。

そんなにお金を集めたりしない。

試合の参加費だって、せいぜい数千円だ。

 

習い事の世界では、

発表会だ何だ、都度大金を出して当然。

先生にお礼やら盆暮れの贈答やら、当然。

スポーツでも、

大会で親がお茶出しまでさせられる所もある。

そんな世界は珍しくもない。

わが道場は一切、意味不明の集金はない。

 

でも、

せっかくの貴重な休日。

社会人ならなおさら、

家族とゆっくり過ごしたいだろうし、

大会どころじゃない。

という気持ちも正直、

リアルにわかる。よくわかる。

 

部活と違い、

一応は月謝は払っているわけで、

もちろん皆さん、

お客様感覚ではないだろうけど、

弟子だから何でも奉仕する、

という距離感でもない。

 

完全に非営利の稽古会でさえ、

参加者の熱意の量は大きく違うのだから。

 

そんなクールでドライな、

今どきの道場で、

師範がそれなりの規模の大会をやるとしたら、

大丈夫なのかなあ、

正直、どうなる事かと気がかりではある。

 

 

  型試合、負け犬の遠吠え

 

 

一方、道場内々の大会の方は、

選手もスタッフも決まり、

いつもの通りに何とかなりそう。

 

こっちの型の試合、

ちょっと出てみたい気もしたが、

数年前にボロ負け(子供に・泣)したので、

何だかもういい、とフテ腐れたっきりだ。

あれはまだ色帯の頃だった。

最初の方で敗退すると、

その後閉会式まで数時間、長過ぎたのなんの。

まぁ…、暇で暇で辛かった。

 

もちろん、

雑用は手伝っていたけれど、

型試合ってそんなに人手を欲しない。

組手だと、どんどん選手に防具を着けさせたり、

何かとハプニングもあり、人手はがかかる。

 

他人の型って何時間も見ていたら、

飽きて仕方ない。(見て学べって話だが)

組手とはそこも違う。

 

「選手兼スタッフでもいいですよ」

と師範代が仰ったが、

(どーーせ、順番を覚えるのだけが取り柄で、

綺麗に動けないしパワーもないし。

昇段審査での型の評価も微妙だったし。

優勝常連学生の当て馬にされそう)

と、マイナス思考全開の負け犬。

      わんわん

なのでスタッフとして、行くわけだ。

 

そうこうしている間にも、

師範代からは様々な資料が、

スタッフへのグループLINEで送られてくる。

……何から何までお一人で。

誰よりもハードな春だろうな。