※長文です。

読みにくかったらすみません。


忘れもしない

2022年8月2日


息子の体にあざが出てきたので

こども病院受診します。


この日の朝、何を食べたかな?
思い出せません。
息子の好きなものを食べさせて
あげたかったと後で後悔しました。
まさかこの日が 家で過ごす最期になろうとは思ってもいませんでした。
病院受診のあと塾に行こうと思って
いた位です。

こども病院でまず血液検査をしました。

そして診察室に呼ばれましたが
医師の表情が前回と違いました。
結果は
血小板1万以下(通常20万位)
白血球1万5千以上
な ど異常値で
血小板が少な過ぎてアザが出てたのです。

「このまま入院して下さい」

「白血病の疑いがある」といわれました。

このときのことはショックで

曖昧な記憶しかありません。 


入院になるとは思っていなかったので
何も準備しておらず
一度帰りたいと言ったら
血小板が危険数値だからと
帰宅できませんでした。

(私だけ入院荷物をとりに戻りました)


息子は無菌室に緊急入院になりました。


さっきまで
帰って塾に行くつもりで
いたのに

突然すぎて

この頃の記憶は

はっきり

思い出せません。


その夜に

急性骨髄性白血病 の診断、告知されました。


治療が始まるので

いろんな検査をし
抗がん剤を入れるために
cvカテーテルを体に入れる
手術をしようとなったのですが、

血小板が低すぎて手術が出来ず

(手術は出血をともない血小板が少ない息子には危険とのこと)

血小板を毎日輸血で入れてましたが
なかなか血小板数値が上がってこないので

cvカテーテルは血小板が上がってきたら

入れようとなりました。

ピックという応急処置的な

採血ルートを体に入れ

そこから抗がん剤を入れることに
なりました。
2022年8月6日、
息子 白血病の治療のため

抗がん剤投与が始まりました。


それと共に

辛い副作用がはじまりました。

激しい頭痛 腹痛

嘔吐 だるさ

口の中に沢山口内炎


口内炎や歯茎の腫れは本当に辛そうで

痛い痛いといつも言ってました。



痛み止めがあんまり効いてないのか

食事も全然出来ず

辛そうでした。


辛そうでしたが会話は

なんとか出来てました。

辛そうなのに

ベッドで勉強もしてました。


息子は行きたい高校があり

ずっと頑張っていました。



医師から抗がん剤も効いてきてるし

血小板が上がったら

9月に一時的に外泊してもよいと言われ

その日を楽しみにしてました。


9月になったら帰って

マック行きたいと息子も言ってました。


2022年8月23日

息子の中学も夏休みが明け、

学校が始まりましたが

息子は登校出来ないので

オンライン(ZOOM)で授業を受けれる

ように学校も協力してくれました。

(中学校には本当に感謝です)



息子は体調が良い時は

ZOOMで授業を受け

クラスメイトとも少しだけど

話していました。

クラスメイトも応援してくれました。

友達とパソコン越しに話せて

恥ずかしそうだけど嬉しそうでした。

副作用で髪の毛が抜けてきていたので

キャップをずっと被っていました。


体調は辛そうでしたが

治療を頑張っていました。


そんな時、

次男がコロナウィルスに感染してしまいました。

2022年はコロナ感染が大流行していて

次男の中学クラスもコロナが流行り

学級閉鎖になってました。


私も次男の濃厚接触者になり

息子の病院への面会に

行けなくなってしまいました。

(今はわかりませんが、当時は濃厚接触者も病院に入れなかった)



2022年 8月26日の面会が

生きてる息子に会う

最後の日になるとはこの時は

思いませんでした



空を見ると息子の笑顔がみえます