春の初作家祭り◇瀬尾まいこさん&ほしおさなえさん | 【sara*sara】さらさら~心が疲れたら会いに来て下さい~

【sara*sara】さらさら~心が疲れたら会いに来て下さい~

日常の中にこそ目覚めと気付きがあります。どんな教えも目に見えない事に不安に思えたら、タロットカードとオラクルカードで自分を確かめて下さい♪カードは嘘を吐きません。

こんにちは。


私と出会ってくれた人の心をさらさらにしたい
カードリーディングと自愛で心を優しく柔らかに…のさらり
です。

 

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彼岸の中日、雨の祭日をいかがお過ごしですか?
 
ルンルン気分で春の初作家祭りを開催したのに、買っただけで読まない…ではただの物欲、買い物依存症(苦笑)
 
始まった老眼にむち打ち(笑)、勢いのあるうちにせっせと読破中。
 
まず最初に読んだのは、瀬尾まいこさんの「強運の持ち主」(文春文庫)。
元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。父と母のどちらを選ぶべき?という小学生男子や、占いが何度外れても訪れる女子高生、物事のおしまいが見えるという青年…。じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。
(文庫のあらすじより引用)
 
占い師を扱った内容の小説で、以前から気になっていたので、この機に手を取ってみたのですが…。
 
Amazon風に5段階で星をつけるなら★★(2点)
 
その占う姿勢はないでしょ、というのがまず第一印象。
 
数日、先輩に習ってすぐ現場に出る度胸もリアリティに欠けるなら、本を片手に簡単に運勢を計算するって…なんなのと。
 
四柱推命とか知っているだけに、そんなに簡単ではないですよ~胸の奥がザラザラしてしまいました。
 
それにカップルで訪れた男性の運が強運だからって、別れをそそのかして奪い取ってる主人公に、どうしてももやもやしてしまって(;^ω^)
 
四話構成で文章も読みやすいのでサクサク読めますが、主人公に共感できないと読み進めるのが辛いかも。
 
占いが背中を押してもらいたい人生相談なのは認めつつ、占い師がみんなこんな考えでやっていると思われたらいやだな~と思ったのが独語の印象でした。
 
次に読んだのが、ほしおさなえさんの「菓子屋横丁月光荘」(ハルキ文庫)。

 

 

家の声が聞こえる――
幼い頃から不思議な力を持つ大学院生・遠野守人。
縁あって、川越は菓子屋横丁の一角に建つ築七十年の古民家で、
住みこみの管理人をすることになった。
早くに両親を亡くし、人知れず心に抱くものがある守人だったが、
情緒あふれる町の古きよきもの、そこに集う人々の物語にふれ、
自分の過去にむきあっていく。
人もものも、記憶を抱いて生まれ変わることができる。
心のいちばんやわらかな場所にやさしく沁みる新シリーズ、第一作。
(文庫のあらすじより引用)
 
青い綺麗な表紙と、家の声が聞こえるというファンタジー設定に惹かれました。
 
Amazon風に5段階で星をつけるなら★★★(3点)
 
あらすじの通り、川越市が舞台なんですが、主人公は川越でした、古民家でした、古き良き時代でした(笑)
 
そう言いたくなるほど、主人公の影が薄いというか…家の声を聞き取ることで活躍する話だと思っていたので、肩透かし。
 
いつウェーブが来るのか待っていたら、そこここで押し寄せていた情感のうねりはみんな空に溶けて行ったって感じでした。
 
どうやら前作もこういうスタイルの作家さんみたいなので、町や家や歴史に対する蘊蓄はすごいです。
 
そこで風を感じて、一緒に街並みを歩いているかのよう。
 
そこに嫌味さはないし、その情報がストーリーそのものだというのも承知しつつ、主人公が川越出身じゃないので、話のリードが常に他人なのに物足りなさを感じました。
 
続きはよほど評判が良かったら読むかも…が現時点での答えでしょうか。
 
以上、最初の二冊はこんな感じで読了。
 
自己啓発やスピ系の本ではないので、厳しめに評価しました。
 

今日も最後まで目を通して下さってありがとうございましたドキドキ