大島渚さんの映像を、初めて見た。
「忘れられた皇軍」
今ある平和は、先の戦争で亡くなられた人の上にあることを、私たちは忘れがち。
私の父方の祖父は、第二次世界大戦時、南沙諸島で戦いました。
私が2歳のときに亡くなりました。
父から聞いた話では、祖父の背中には、爆撃により負った傷が残っていたそうです。
英語が堪能だった祖父は、捕虜として生きながらえました。
当時は、非国民と罵られたかもしれません。
でも、たった2年でも、私と同じ時間を生きれたんだから、生きていて正解だったでしょう?
私の母方の祖母は、東京大空襲のとき、水を求めて隅田川へ降りた人々が、山のように積み重なり、沈み、そんな光景を見たそうです。
祖母は戦争の話をしたがりません。
祖母と私は仲がよく、頻繁に食事をしたり、会えばたくさん話します。
平和がいいよね、戦争なんてしたくないよね、
で、済む問題なのか。
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