今日は少し母のお話を。
なんだかここ2日くらい1年前のことがちらちらとフラッシュバックしているので書いてみたいと思います。
母が倒れてから1年と1ヵ月が過ぎました。
去年の今頃はちょうど母の住んでいた住まいを明け渡したとき。
バタバタしていました。
母は救命から、療養型病院へ転院して今も入院しています。
実はこの出来事、私に大きな気づきが起こりました。
それこそ究極の「良いも悪いもないんだ」という体験です。
それまでは、父を看取ったときのこともあり母も私も延命は望まないよね。とずっと思っていました。
父は自宅で延命しないで自然と旅立ったのでそれで良かったと思っていたからです。
でも今回、母は突然脳出血で倒れて、要介護5の状態となり、その流れで考える暇もなく療養型病院へ落ち着きました。
もし状態がもう少し軽ければ自宅介護とか、リハビリ施設とかいろいろな選択肢の中からの決断もあったかもしれません。
それなので、比較的私の中での葛藤は大きくなかったと思いますが、それでもこの状態で生かされるって嬉しくないだろう、自分だったら・・・というのが私も家族も正直なところでした。
だからと言って自宅へ連れてくるのはとても難しい。
それなのでケアをしてくれている皆さんに感謝して穏やかにその時が来るまで過ごしてほしいという気持ちでいます。
そこでまた気づいたのが、
人は必ず寿命で亡くなるということ。
そして久しぶりに母宅に出向いた私が母を発見したこと。
その日は1週間前から約束をしていた日だったこと。
(正確には数日前に倒れていた)
命に別状なかったこと。
などなどいろいろな条件が重なって母が今も生きているわけです。
偶然ではないはずです。
そして今の日本の看取り事情も含めて母がこの時代を生きているのも偶然ではない。
母自身も今回の人生で今を体験することが一つの課題でもあったということ。
そして家族にもいろいろなことを教えてくれているんだなと思うのです。
面会に行くとその時々で違うのですが、私の名前を呼んでくれたりするときもあるし、わかってるのかな・・というときもあります。
でも、今の状態が悲しくてたまらないという感情もないように感じるのでとても私も救われています。
母には元気な時から、現在に至るまでヒーリングも送っているので、どのような状態になっても穏やかな状態であることが私の心の支えでもあります。
本当に意識レベルが高い状態で生きています。
最近思ったことは、母もライトワーカーなのではないかということ。
実際私は母方のルーツなので母もスピリチュアルをよく理解している人でした。
生がある限り、光を降ろしている存在でいるようです。
人生起こることには良いも悪いもない。
精一杯寿命がくるまで今を生きる。
そんなことを教えてくれた母です。
ありがとう。