主人がコロナ陽性となり、

濃厚接触者として5日間、仕事も休ませてもらっていました。

 

主人は当初、40度の熱でしたが、

2日目は37度台に下がり、徐々に36度台へ。

乾いた咳から湿った咳へと移行しています。

食欲旺盛、家でずっと仕事ばかりしています。

病院へは行かず、市販の検査キットで陽性バッチリ。

 

で、私。

4日目にいきなり37.9度発熱。

一晩経ってもあまり下がらないので、検査キット使用。

「陽性と出ました。せっかくもうすぐ出勤できそうでしたが」

と勤務先に言うと、

「病院へは行きましたか?」

 

……行けって事だろうね。

けど、無駄な事をさせるなあ。

第1類、厚労省お墨付きのロシュ社キット(高い)

でくっきり線が出ているのに、何で病院に行く必要が。

古い体質の会社って無駄が多いな。

 

また土曜日なので、近所の医院も午前中だけだし、

電話してもずっと話中だったりして、

やっと予約の空きを見つけて行ったら、

インターホンで案内の人が来るのを待つ。

入口に近い空きベッドに座らされ、カーテンで仕切られ、

幼児の泣き声など響く中しばらく待つ。

 

呼ばれて医師に検査される。

ここは予約後、ネットで問診ページを入力するので、

余計な応答は省けて良い。

針金の先の採取部で鼻の穴をコチョコチョ。

「……ニヤニヤ

噴き出してはダメ、飛沫が飛ぶわ。頑張れ私。

それを漬けた液を判定用の板に。

ほんっと、検査キットと原理は全く一緒ですよ。

「陽性ですね。

もし陰性だったら、PCRをする所でしたが。

解熱剤を出しましょうか」

「市販薬が余っているので、それより喉の薬がいいです」

家のタイノレールAは、主人に最初の晩飲ませただけ。

先生は喉を見て、トラネキサム酸を処方した。

そして、案内チラシに療養期間を書き込んで渡してくれた。

 

その薬だけど、薬局へ行けない身なので、

提携薬局から家のドア前まで配達してくれた。

「お代金は?」

「既にもらっています~」

病院へ払った2,000いくらの中に含まれていた様子。

ビビるように速足で去っていく、薬局の人。

 

さんざん、職場で多数の人と接していたけど、

今まで平気だったのに。

病んだ主人と同じ部屋で食事したのがマズかった。

 

正直、ホテル療養を考えたけど、

猫の世話を主人に任せるわけにいかない。

ちゃんと目配りしてくれるか心もとないから。

(むしろ主人がホテルに行ってくれたら良かった)

 

広くもない家で徹底自己隔離するには、

寝室も居間も使われているので、

狭い空き部屋にわがパソコンと、

主人が職場で使っていた寝袋を持ち込んで、

あまり出ないようにしている。

寒いのに窓は少し開けっぱなし。

 

しばらく37度台続きで、

本人はさっぱり熱がある気はしないものの、

やはり異常に疲れる。

料理がやっと。

ゴールド・ジムの、ビタミン入り粉末とか、

アクエリアスの粉末などを溶かして飲みまくった。

私は食欲があまりなく、最初は喉が渇いた。

 

何をする気にもなれない。

布団ならぬ場所で寝心地最悪、寒いし、

少し本を読んではグッタリして寝通した。

 

このまま倦怠感で廃人になりそう。

仕事も空手ももうできる気がしない。

咳も少し出るし、熱も下がりそうで下がらない。

惨めで時々泣いた。

 

けど、

少し体力が回復したのか、

今日は椅子にずっと座っているし、

(微熱上等。若いころは体温がいつも37.4度位あって、

活動しまくっていたんだし。)

開き直っている。

 

そうしたら、

 

 

こんなニュースが。

 

何だか、しみじみとしてしまいました。

猪木さんだって、本当はいつも体調で悩んでいたっけなぁ。

毀誉褒貶はあっても、やはり勲章おめでとうございます。

嬉しいですよ。

殺伐とした数日、初めて喜べる話で気持ちも救われました。

 

コロナは軽症だけれど、

何となくただの風邪より変な「感じ」。

早く体から抜けてほしい。