道場からメッセージが入っている。

 

  昇段認定 されました

 
…… あれ。いいの? 
猫弱ですけど?
 
想像と違い、「うーーん。本当かな?」
と、ピンと来ないんですねぇ。
実際に帯や認定証を見ていないからでしょうか。
 
入門した時から、あんなに必死で追って来たのに、
このポカンとした感じは何だろう。
猛暑だから?
二度目だから? 
いや、まさかなぁ。
 
◎最初の黒帯
私が日本空手協会の黒帯を頂いたのは、
大学3年の夏合宿後か、冬場だったか、
あまり覚えていないですけど、
この時も淡々としていたと思います。
部活動で全員、否応なく顧問の師範にテストされ、
まぁいつもやっている(当時の練習量は凄かった)事、
大きなミスは誰も起こさず、合格して当然です。
白帯だった1回生は紫帯に、
紫帯だった2回生は茶帯に、
茶帯だった3回生は黒帯に、と揃って上がっていました。
不思議なことに、
自分が黒帯になった記憶より、
一つ上の女子の先輩方が黒帯になられた姿の方が、
鮮明な記憶があります。
先輩お二人とも評判の美人で、実に絵になっていました。キラキラ
当時は携帯もまだなくて、写真を気軽に撮る事もなく、
彼女達のその時の写真がないのが、惜しまれます。
 
自分は…と言うと、
まだ青臭い年頃ですから、
(別に受けたくなかったし、そんな実力もないのに)
と変に気が引けていたんですね。
「佐良春巻先輩」と帯には刺繡されていました。
 
◎皆のお蔭
これから、先生や先輩方に御礼申し上げて行こう。
特に、お世話になった土曜日午前の紳士部には、
何かお菓子でも差し入れたいな。
あの方々が、「組手の光景を実際に撮影しよう、
師範に見ていただこう」
と動いて下さったから、今がある。
 
いつも稽古の後で参拝していた、
武道の神様にも、お酒を奉納しよう。
 
それから。
いつも稽古、稽古でバタバタして、
あんまり構ってあげられなかった猫達。
茶帯1級になった頃に死んでしまった老猫、
今、懐いてくれている猫も5年前より随分老いた。
どんなに支えになったかわからない。
「今に黒帯、見せてあげるからね。
それまで元気でいるんだよ?」
と言ったら、そっぽ向いていたけれどもタラー
 
茶帯の銀線の所に、
老猫の命が刻み込まれているように、
やがて来る黒帯には、この子たちの記憶が入る。
仲が悪いので、喧嘩しそうだけど…。