昇段審査ですが、

私を含め数名が「仮合格」、

少数ながら不合格の人もいました。

 

私の場合は、もう少し組手の試合で実績を積むこと。

(審査当日は2名の男性と試合ですからね…、

この時はフルボッコですドクロ

別の先輩は型を映像再審査など。

なかなか、一発で通らないのが昇段審査です。

涙でグダグダだった審査当日を思えば、

まぁ温情を感じます。

 

けど、試合かぁ。

きついな。もう年ですし。

何試合か勝たないといけないのなら、

このまま茶帯でいる可能性も大です。

何より、試合は大体日曜日なので、

日曜に仕事のある私は日程を取るのが大変。

 

本音を言えば、

早く黒帯になって、もう試合なんて出ないで、

自分のペースで稽古を日々楽しみたいです。

だって体中きしむんだもん。無理をすると。

最近では、帰宅後に強烈に足が攣り、

悲鳴を上げて転がっている事も多いです。

 

それに、試合用に組手練習を強化したくとも、

練習相手がいないわけで、

工夫して一人稽古はするものの、

どんどん打ち合って楽し気な男性達と、

手加減されても吹っ飛ばされたりする自分と、

差が開いていく現実が、もうキツいんですよね。

こんな状態で、試合だけは出ろ出ろと言われ、

上達しない自分に嫌気が差して来ています。

 

先輩の中には、型が不得手で何度も落とされ、

それでも少しずつ覚えて努力を認められ、

昇段された立派な人がおられます。

以前、本部道場の、有段者名の木札をじっと見上げ、

そっと撮影されていた姿を見たことがあります。

<きっと、あそこに自分の木札もかけるんだ>

と無言の内に伝わりました。

「正直、やめてしまうのではないかと思っていた」

と師範が述べておられますが、

「腐らない、止まらない」

事がどんなに難しい事か。