1月5日(火)
令和3年、道場の稽古始め。
特別な事は何もないけど、H先生がおっしゃる。
「今年は僕も自分の稽古日数を増やしますよ。
師範に『稽古日数が足りない』と言われたから」
( ´゚Д゚`)マジデ!!
と言いそうになった先生、そんな事を言ったらさぁ大変。
「…押忍」
当然、ご返事はそれしかありません。
どの先生方も、お忙しいお仕事の合間に、
指導内容を勉強され、指導員として道場へ来られる。
体力キープだけでも、ご苦労されている。
相変わらず、私は組手の時、
「後ろへ体重がかかったまま変な蹴りを出している」
と、変な癖が抜けない。
自分では蹴る時、体がいったん(どっこいしょ)
となるので、どこかビビったまま動いているらしい。
鏡を見ながら(組手の最中だというのに)、
意識してグン、と前へかけてみる。
「後半は良くなりました」
と言われて、少し希望が出た。
掃除しながらも、
時短要請が発令されたらどうなるのか、と皆で思案する。
1月6日(水)
”今月で、自分の水曜日指導は終わるので、
皆稽古になるべく来てください”
道場のFBでそう告知されたマッスル先生、
しかし、今日も私だけだ。
他の曜日もそう、年末年始ということもあってか、
平日の集まりは一段と悪い。
皆さんもお仕事とかご家庭があるからわかるんですが…。
それを言ったら、私だって同じ。先生方も。
何だか、歯痒くなる。
名物?の鬼筋トレを一通り済ませ、
移動稽古、回転が入るとガタガタになる。
型の分解、約束組手、普通の組手。
「何をやりたいですか?」
いつも先生は、我々の希望を聞いて技を伝授して下さる。
「左中段回し蹴りと右直突きのパターンは、
次の試合では多分、
もう読まれているので、他の動きをお願いします」
「では、同じ側での組み合わせがいいでしょう」
他にも、普段別の曜日で喰らってしまった技を、
どう攻略するべきか聞いたりもする。
2R先生と打ち合ったけど(歯が立たないけど)、
ここでも、どっこいしょ蹴りを注意される。
相当意識して直さないとだめだなあ。
でも、以前よりは多少足使って動けているわよ私…、
と、無理に自分を褒めてみたりして。
稽古後、先生はスマホでネットニュースを見せて下さる。
緊急事態宣言下、
飲食店はもちろん、運動施設も時短営業の対象らしい、と。
「休業ではありませんから」
「いやでも、時短と言ったって」
道場稽古が始まるのは概ね、19時台~が多い。
基本をちょっとやったらすぐ終わり、になってしまう。
20時以降に始まるクラスもあるんだし。
この水曜日もそうだ。
また道場閉鎖だろうか、もう嫌だ…。
マッスル先生は淡々とされている。
しばらく休みになっても、先生としては影響が少ないのだと思う。
稽古漬けの私は、実はあんまり自主練が好きじゃない。
合同稽古だから好きなのだ。誰かと一緒が。
道場からの公式アナウンス待ちだけど、
落ち込む。
このままの流れだと、
水曜日の一番濃いこのクラスも、
今日で終わりだろう。もしかしたら。
解除後、土曜日に移ると半ば少年部みたいになるし。
また、土曜日希望の先生方は多いので、
交代交代となるから、ご指導の機会も大分減る、
と先生は言う。
今日で最後と言うわけじゃないから、
特に大袈裟なご挨拶はしなかったけれど、
何だろう、山ほどお礼を申し上げたくて仕方なかった。
(今まで、こんな教え甲斐のない弱虫相手に、
「次の帯を取れ」とハッパをかけて下さったり、
上級型を教えて下さったり、
ボコられた時の攻略法を考えて下さったり…。
それがどんなに、ありがたかったかわかりません。
キツいながらも、毎週ずっと楽しみにしていました!)
※↑は、別に特別扱いされたとかじゃなくて、
出席者が少ない時は、こんな感じで、
個々の人に合った事を考えて下さいます。
いつも遅い時間まで、随分ご無理をされたと思う。
時には私一人しかいない日でも、
きっちりご指導頂いて、申し訳のない思いで一杯です。
こんな状況下で今年、
黒帯挑戦はできるのか微妙だけど、
これからは、先生方をただ頼りにするのではなくて、
自力で鍛えて学んで行かないと。