皆様、VNL第1週はご覧になられましたでしょうか?
私は早朝5時半起き×2回、深夜2時起き×2回で4試合リアルタイム配信観戦を何とか完遂いたしました!
平日に休みの日があるから成せる技!
今日も休みだったが起きててもうっすらぼんやり眠いし、体調崩しそう!
いや~~ほどほどにするのが良いでしょう~~
あとは予選は日本ラウンドとフィリピンラウンドだから時差ほぼなしで良かった…でもファイナル(@ポーランド)にいったら地獄の時差がまた待ってますね…
(↑26日に書いたんですがその後力尽き、UPするのに時間が経ってしまいました)
YukiRan、2人の主力を温存して3勝1敗とはめちゃめちゃ好成績では!?
ご存じの通り、イタリアリーグのプレーオフを最後まで戦い抜いた石川選手と藍選手は日本での調整を優先、VNL第1週に選出されたメンバーはまずオランダ合宿に旅立ち、それからVNL第1週の会場ブラジルへ…
ブラジル会場アゲインですね
ブラジルでは日本はけっこう応援してもらえるけど、今回もそうでした
ありがたい~
大会ごとに色んな状況があるものですが、今回のVNLでは予選終了時のランキングでOQTで五輪出場が決まった国以外の出場が決まる、非常に重要な大会となっています
日本が第1週で当たる国、どこも出場権をまだ持っていません!
ランキング上位のイタリアはともかく、アルゼンチンとかセルビアとかキューバはいずれも予選の結果次第で天国と地獄に分かれちゃうチーム
駒落ち状態の日本はいい標的になりそう……とか思ってヒヤヒヤしておりました
<アルゼンチン戦 ハイライト動画>
そしたら初戦のアルゼンチンを3-1で蹴散らしてビビッたマジで
アルゼンチンは当然ガチメンなわけです
日本戦とかでは滅多に出てこない世界最高峰セッター、デセッコがいる!Milanoで石川選手とチームメイトのロセルもいる!
まあ合流して2週間程度しかなく十分に練習は出来ていないようですが…
日本はYukiRanに代わり20才の甲斐選手、守備の上手い富田選手が対角を組んで臨んできました
セッターは関田選手、MBは山内選手と小野寺選手、リベロは山本選手とここはいつもの布陣
何つうか、アルゼンチンもちょっと不運だなと思うのは新星の甲斐選手のデータなんか多分持ってなくて、日本には珍しい2mのOHということで、けっこう高さに苦戦していたかな
世界では2mのOHというのは珍しくとも何ともないのですが、更に不運だったのは西田選手と富田選手が絶好調だったことですね
どっちも攻撃が止まらなかったです
西田選手にはトスも集まってた感じがします、軟打を織り交ぜてアルゼンチンのブロックを翻弄していました
富田選手もようやく国際試合で本領発揮という感じで、サーブもスパイクも守備もエグかったです
甲斐選手もエグい…時々アルゼンチンブロックの上から打ってた…こんなOHが日本から出てくるとはなあ
甲斐選手は背が高いからコンバートされてきた人ではなくて、子供の時からバレーをやっているらしく、基礎がしっかりしているんですよね、トスとかディグも上手です
ただサーブレシーブは、MB歴の方が長くて途中からOHに転向したらしく、もうちょっとかかるかなといった感じですが、十分上手いですね
富田選手と山本選手のフォローもありながらよく耐えていました
4セット目なんて圧倒しちゃってさ~、いやあ凄いわ
<セルビア戦 ハイライト動画>
ものすごい手応えを感じたまま次戦のセルビア戦を迎えます
セルビアも当然ガチメンです!ほぼOQTの時のメンバーのままではないかしら
しかしそんなセルビアにあんまり困ることなく今度はストレート勝ちを収める日本!
初戦で絶好調だった富田選手を外し、甲斐選手の対角に大塚選手を入れての布陣でした
リベロには小川選手!今年は早々に出番があって嬉しいです
しかしYukiRan抜きでセルビアをも圧倒するとは…
いや~龍神強いな
ひとつの要因としては関田選手の真ん中の攻撃の使い方が更に向上した点かなあと
ミドルブロッカーの入り方や打ち方にも手数が増えた印象があります
クイックにバックアタックを絡めていくやり方は今季も健在
それからブロックポイントをかなり取っていたのもとても印象的!
3セット目は終盤かなり僅差だったけど、そこを見事に取り切ったのも大きい
開幕2連勝で第3戦へ
<キューバ戦 ハイライト動画>
キューバ戦は死闘となりました…
見応えありまくり、フルセットまでもつれ込み11-14の絶体絶命カウントまで持ち込まれてからの大大逆転勝利!!ぎゃーーー!凄い!!
この試合のスタメンはOP宮浦、S深津、OH富田、高梨、MB小野寺、けんたろう、リベロ山本だったんですね
でもセッターは途中から関田選手に替わり、OHも高梨選手から大塚選手に交替
何か難しいなあ…と思ったのは、関田選手に替わってから何か攻撃がしっくりくるようになったこと
トスの質なのかなあ…深津選手はちょっと伸びてない時が多いのだろうか…
そこは頑張れとしか言いようがないけど、他にも色々…
次のイタリア戦でその辺の問題がより明確化された気がしますので後で書きますが…
メンバーを替えながら、しかしフルセットに持ち込まれた5セット目
ブラン監督、ここに来て甲斐選手を投入するという博打に打って出ました
確かに強烈なキューバのサーブに対してサーブレシーブで崩される不安はあるものの、甲斐選手ならスパイクの高さでも勝負出来ます
そしてこの策は当たった
まず甲斐選手のサーブが良かった
スパイクも負けてない
でも終盤で点差が開いて11-14になった時には……しかし私も諦めませんでしたw
12-14になった時に、もう1点取りたいなあ(そうすれば少し天秤が動くから)と思ってたら取ったので、更にもう1点取れ!となり、そこも見事に取って、サドンデスになってからはブラジルの観客のブーイングのおかげもあってか(笑)キューバのサーブが入らなくなりましたね
そして日本はサーブミスを1本もしなかったです
2回だけ巡ってきたマッチポイントは、今の日本を象徴するかのようなラリーでした
まず甲斐選手がサーブをぶち込み、ロペスのスパイクを甲斐選手が何とか上げ、しかし相手コートに返ってしまったボールをシモンが打とうと待ち構えていたところに関田選手がブロックにいったためシモンはボールを奥へ落とし、それを西田選手が上げて山本選手がセットし大塚選手がリバウンドを取る!そして関田選手がセット!最後は西田選手のバックライトーーーー!!
お見事
こういう勝利って美しいよね…
JAPAN 🇯🇵 STILL UNDEFEATED!
— Volleyball World (@volleyballworld) May 24, 2024
Despite being down in the tiebreak, the 2023 VNL bronze medalists managed to win against Cuba in a match that showcased power and speed!
📺 Matches on https://t.co/dg4UbB7IlN
🛍️ Shop for VNL Merch: https://t.co/EPLyV1C3tj
🏐 #Volleyball #VNLRio pic.twitter.com/axIGinYxgs
ブラジルの観客の歓喜が嬉しい!日本を応援してくれてありがとう!
そうそう14-15になった時のプレー、甲斐選手のサーブレシーブがネット近くに上がったのを、関田選手がワンハンドで、左手でセットしたのを西田選手が打ち抜いたのですが…関田くん天才すぎる…下手したらここで負けますよね、でも負けなかった
甲斐選手もキューバの強烈サーブ、よく上げましたね、プレー後に西田選手がよくやった!って感じで褒めているのが映ってますね
てかキューバ、強いなあ…高さもパワーも勢いも段違い、ブロックも20本も食らってしまいました…
20本て…1セット分まるっといく勢いじゃないか、よく勝ったなあ…
元々ポテンシャルがあるチームではあるんです
有名選手を何人も輩出しているし
ユアントレーナ、レアル、レオン、エレナ、シモン、アライン、みーーんなキューバ人!!恐ろしすぎるでしょ……(ただお国の政治経済の状況は良くないらしく、けっこう国籍を変える人が多いですね)
上記の選手、エレナとシモン以外みんな国籍変更しています
世界選手権の予選や去年のVNLではミスがあまりに多くて敗ける気がしませんでしたが、監督が替わったようです
その辺が替わるだけでもう全然変わってくるんだもんなあ
守備もとっても良くなっていました!
今年のVNL、台風の目としてブイブイいわせていきそう…
日本が勝ったからよし!とはいかず、あんまり勝たれてポイント荒稼ぎされると、ランキング5位以内をキープしたいという日本の野望の邪魔になります(笑)でもぎゅーんと駆け上がっていきそうですよね!こわい!
キューバ戦は9割ぐらい敗けの試合だったと思うのですが、粘り強く戦って、そして最後に甲斐くんがクソ度胸を発揮して勝ち取った試合となりました
日本は3連勝でブラジルラウンド最終戦、イタリア戦を迎えることに
<イタリア戦 ハイライト動画>
イタリアもいつメンですなあ
セリエAのなが~いプレーオフやCLまで戦った選手が多く、十分に休息を取る間もなく代表シーズンに突入したのでは…
それでもイタリアはイタリア
1セット目はメンバーを大きく替えた日本が取りましたが、その後やり返されてしまいました…盛大に
食らったブロックは17本悲しい…その分やり返せればいいけど、やられっぱなしになってしまう…
キューバ戦のように選手を入れ替えるのは控え目で、これは選考の試験のような要素も入っているのだな…と思わずにいられません
まず深津選手を替えませんでしたし、宮浦選手がブロックに捕まり出してからも西田選手には替えませんでした
この2人の場合は選考というより課題を出しきって前に進むためだと思うのですが…
連戦が続くし、VNLで関田選手と西田選手を出しっぱなしにするわけにもいきませんしね
1-3で負けて、負けたこと自体も悔しいけど、でも石川キャプテンも藍くんも西田くんも関田くんもコートにいなくて、イタリアはガチメンで、それなのに悔しいって何だか贅沢になったものです(笑)
XのTLでアナリストの方も、ファンとしては悔しいけどめちゃくちゃ有益な試合だと言っていました
とは言え……
セカンドセッター問題、2人に差があるっていうか、龍神が自由に戦うためにはどうしても関田選手じゃなきゃいけないということなのか、それは一朝一夕で埋まるような差ではなく、みんなと組んできた年数がまず違うし、深津選手もファイティングスピリットに溢れ、曲者なサーブや素晴らしい守備力も持っているし、キャラクターもいいし、もちろんセットもいいから選ばれたのだろうに、
という風に色々考えてしまいました
そしてどうしてセカンドセッターでこうももやもやしてしまうのか、その理由を突き詰めて考えると藤井くんの存在にぶち当たるんですね
私たちが失ったものを大きさ…あまりにも大きなものを失ったから、まず時間が無かった
それでも色々なセッターを去年試したことは良かったんじゃないかと思いますし、それぞれのファンも嬉しかったでしょうし
あと石川キャプテンと藍くんがいないというのはやっぱり大きいことなんじゃないかな~とも思います
OH陣も頑張っていましたが、イタリアに真正面からぶち当たっていったらそりゃブロック食らいますよね…
というか石川選手や藍選手が攻撃でも色々工夫しながら、関田選手もいて、でやっと、とか2022年のVNL予選みたいに石川選手と西田選手がまずサーブでぶん殴って~みたいな展開にするとか、生半可な攻撃はイタリアのブロック通らないんですよね
あ、でも4セット後半でふいにミドルの攻撃が増えて、それビシバシ決まっていたので、おお、ええやないか!と思ったんですけど、あれはサーブレシーブが返るようになったからかな?
そう…クイックを使うにはサーブレシーブが、Aパスとまではいかなくてもセッターに返らないといけない
となるとサーブレシーブが安定することが大事で
で富田選手ももちろん守備は得意な選手ですが、藍選手の守備の素晴らしさは多分その上をいき
その対角に比類なき攻撃力を持っている石川キャプテンがいるというのは陣形としてやっぱり大きいんだな~と
去年のVNLフランス戦での戦いが印象に残った深津選手ですが、この時はYukiRanも揃ってましたから、やっぱりそうなると攻撃力守備力もあるしチーム全体の余裕という部分が違ってくるのではないか、などと未だにグルグル考えてしまいます
いや~五輪の年は特に色々考えてしまっていけませんね
意味もなく暗くなってる場合じゃない
てかブラジル大会3勝1敗って超凄いから!
ここからも応援あるのみですね!
またいつものように動画や帳票をまとめた記事も書いていきますが、来週の福岡ラウンドは現地観戦に行く予定ですので、感想も含めてUPはちょっと遅くなるかもしれません
ついに石川キャプテンと藍くんが合流した試合が見れますね!楽しみです!
それではまた
初戦アルゼンチン相手に勝利 1セット先取されるも逆転勝ち 男子ネーションズリーグ#バレーボール男子日本代表#バレーボール #volleyball
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) May 22, 2024
詳細はこちら▶https://t.co/pGzOjy7enf pic.twitter.com/GfQvKKCDbe
(トップ画像はこちらのポストよりお借りしました)