昨日,避難所の体育館とプールの間に生えていた雑草の除去を行った。
道具は桑やらフォークやらで,非常に原始的な作業だった。
草と行っても,表面刈っただけじゃすぐ再生する為,土を掘り起こして根こそぎ除去していたところ,硬いものが鍬に当たった。
石かな?
と思ったら,それは完全に土に埋まった,マンホールの蓋だった。
つまり,この,今足元にあるこの土は,元々ここにあったわけじゃなく,津波と一緒に流されてきた土砂だったわけだ。
実際には,ただ土に埋まったマンホールの蓋でしかなかったわけだけど,
私には,時間の経過ととも風化している記憶と,その上を覆っていく後からきたもの,
つまり,忘却と再生の象徴のような気がした。
そんな,昨日の夕方。