こんにちは、札幌ポーセラーツAmeriです。
先日、セラミックマーカーにて金彩を施した作品(ティーメジャースプーン)を焼成したところ、
以下のような黒ずんだ色味になってしまいました
ひぇえ
3本は全く同じ日に作成したものなので、
2本だけがこのようになってしまったのはなぜなのか。
また、こちらは元通りになるのか。
すぐさま日本ヴォーグ社に電話をし、原因と対処法について教えて頂きました。
修正方法は後述するとして、
なぜこのようなことになってしまったのか、原因が気になるところです。
主な原因としては、
①厚塗りをしてしまった
②焼成温度
が考えられるそうです。
焼成後の金彩、修正方法は2つあります。
①金消しゴムを使う方法
②ヨードチンキを使って行う方法
*こちらは協会では推奨されていないようですが、絵付けをされている方が実践されている方法です、とおっしゃっていました。
金消しゴムは、カリキュラムなどでも触れられている通りですので割愛します。
ヨードチンキはヨウ素を利用した殺菌・消毒薬のこと。
薬局で購入できます(店員さんに聞いたら出してくれました)。
余談ですが昨年、某知事の発言で話題になった「ポピヨンヨード」に似た名前ですが、成分は異なるようです。
★用意するもの
・ヨードチンキ
・新聞紙 机の上に敷きます。こぼしたときのために、何枚か厚めに敷いた方がいいです。
・エプロン 服につけないように。
・使い捨ての手袋(100均で購入できます)
・綿棒、コットン、捨ててもいい薄手の布
・マスク(うがい薬のようなにおいがするので、気になる方は)
★いざ、実践!
小さく、細かい場所のため、綿棒につけて行いました。
そして修正したい箇所をなぞる。
広い範囲は、コットンにしみこませてしばらくパック→拭いて、さらに乾いた薄手の布で拭く、
を繰り返しました。
紙皿にヨードチンキを適量出してみたりもしましたが、
液が紙皿にしみこんでしまって机にも若干ついてしまったので
、
瓶の中にそのまま綿棒を突っ込みました。
落ちてきたら、キルンアートクリーナーで再度拭きます。
うっすらしてきましたがまだ黒い跡が見えるので、念のためさらに金消しゴムでこすりました。
写真は、ヨードチンキ+金消しゴムでこすった感じです。
わかりにくいですがうーっすら、跡が「見えるかな?」程度にあるのですが、
消しカスは黒くなかったので、再度金彩をしました。(金が消えるまで、1時間くらいかかりました)
厚塗りに注意しながら塗り終え、再度焼成。
ちゃんと綺麗に焼けました!!
よかった!!!![]()
また同じ事象を発生させないために、見直すべきポイント
・作品に応じた金彩の使い分けを行う
手軽なのでセラミックマーカーを使いがちですが、塗る面積によっては金液なども検討する。
ですが、仕上がりのキラキラ感はセラミックマーカーの方がいいですよね。。。
・セラミックマーカーの寿命は2年くらい
頻度にもよりますが1~2年程度とのこと。
軸がいたんでくると、どばーっと出やすくなる
ので、厚塗りの原因になってしまいます![]()
軸がいたんでもまだインクがある場合はお皿などに出して筆で塗る方もいるそうです。
あまりにも古い場合は、金属のサビが出てくることもあるので気をつけましょう。。。
・縦置き保管
お道具ケースやポーチに入れっぱなしになっていたりしませんか?
芯を上に向け、ペン立てなどに立てて保管しましょう。
(まとめ)
インストラクター資格を取得し、今年で8年目となりますが、窯をあけるときは毎回ドキドキします。
そして、焼成トラブルは焦りますし辛いです。。。
ですが、そこから学ぶこともたくさんあります!
今回はまた一つ、知識が身につき
そして道具の保管や使用方法について見直す機会となりました。
何年やっていても、奥が深いポーセラーツ。
いつでも新鮮な気持ちで取り組んでいきたいですし、もっと学びたいです。
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