[2022】
明けましておめでとうございます。
2009年から始めたブログも、早いもので13年目に入りました。
子育てを終了した方々から、「あっという間に大きくなるよ」とは聞いていましたが、本当ですね。
その時その時は、ゆっくり感じているのですが、過ぎてしまうとあっという間でした。
それと同時に、自分の命の限りにも目が向くようになりました。
永遠なんて存在しないのですが、少し前までは、この世が永遠に続くような感覚がありました。
その気になれば、今すぐじゃなくても、いつかはどこにでも行けて、したいことが何でも出来て、今よりもっともっと色々なことが満喫出来そうな身体(時間的?)感覚がありました。
(今年のお餅は島根県益田市のおたふく餅)
昔の写真を眺めると、子どもは豆みたいに小ちゃくて、その傍らにいる私は今よりずっとみずみずしい姿形をしています。
写真を撮影した当時は、理想とはかけ離れた自分を直視出来ず、「うわーん改善点があり過ぎる!欠点だらけ。酷い」と感じていたのですが、今見ると、肌艶も髪質も瞳の輝きもピチピチしていて素晴らしい
こんなに若々しい細胞を身に纏っていたならば、そりゃ時間の無限感も感じるはずです。
最近は、頭ではきちんと分かっていた「人間の体は衰える」を体感するようになってきました。
あの頃のような無敵・無限感は、年齢を重ねるごとにすっかり萎んでしまいました。
身の丈を知る。
足るを知る。
凪。
可能性の道路が360度放射線状に広がっている感覚がなくなった代わりに、どんな出来事にも動じない安定感が生まれました。
しっとりと落ち着いています。
若い頃みたいな感動や野心はないけれど、あれこれ欲張らず、今出来ること、したいことをしっかり精査して暮らしていけたらいいなぁ。
枯れていく途中の葉も実も美しい"ヤマゴボウ"みたいに、生活していきたい。
緑とピンクのコントラストも綺麗だけれど
赤く黄色く色付いていく様も
それはそれで趣があります。
黒く熟した実もまた良し。
いつ訪れるか分からない「その日」まで、日々を味わいながら生きよう。
そのようなことを考えながら過ごした年始です。
取り止めもなく書いてしまいましたが、今年もマイペースで続けて参ります。
よろしくお願いします
[余談]
年末年始に観た映画↓
19世紀のベトナムを舞台にしたベトナム人女性監督の作品
花、水、山、衣装…
とにかく映像が美しい
(親子では見ない方が良いです。映倫区分R15+)