【秋の知事公館2021】
次男くんの2人で秋の知事公館へ行って参りました。
紅葉と安田侃氏の作品
春夏秋冬、どの季節にも馴染みます。
景色も好きですが、写真を撮っている人々を眺めるのも好きです。
特に春と秋
桜と紅葉にカメラを向けたくなる心が、多くの人に同じように備わっているとわかるのが嬉しい。
夏の緑も綺麗ですが、夏の木々を撮影する人は、春秋の木々を撮影する人より少ない気がします。
カラフルに惹かれるのかもしれません。
ニュースに出るくらい長生きできたとしても、秋に出会えるのは、あと…………
あと何回かはわかりませんが、100回は見られないことは確かです。
どんなに願ってもお金を積んでも何をしても叶いません。
100年経ったら土に還っています。
目の機能も衰えてくるので、今年と同じ見え方ではないかもしれません。
自分の足で、好きな時に好きな紅葉を見に来ることもできなくなっているかもしれません。
そう考えると、今年と同じスタイルで見られる回数は、50回もないかもしれません。
施設や病院の窓からだけとか
施設スタッフと一緒にレクリエーションで1回だけとか(高齢者率が物凄く高いので、レクの余裕もないかも)
科学技術が発達してVRゴーグルみたいので見るとか
しかも、「綺麗だね」と声をかけ合いながら一緒に見る相手は、家族や友人ではないかもしれません。
日常の忙しさに忙殺されると「かぎりがある」という現実を見失ってしまいます。
よぼよぼシワシワになる気がしないと過信してしまいがちです。
自然に触れると「もっともっと貪欲に、毎日の瞬間を味わうべきだ。味わおう。」という気持ちの定点に戻ってこれます。