欲動
杉野希妃
斎藤工
公開
【感想文】 ネタバレ注意
バリ島、斎藤工、三津谷葉子、このどれかが好きな人には楽しめる作品。
バリ島の伝統的な部分や人々の生活、街並み、行ったことのないバリ島だけれどバリ島の魅力が伝わる。
最初は「あれ?何の映画だ?」と小さな疑問を抱きつつ観てしまった。
心臓に病気を抱える千紘(斎藤工)と妻のユリ(三津谷葉子)がバリ島で出産を控えている千紘の妹(杉野希妃)を訪ねている時に起こる出来事。
死が迫る兄と新しい生命を誕生させる妹が対照的。
死が迫る夫に対する不安も大きいユリの行動は許されるものではない。
ラストは斎藤工ファンにはたまらない大人のシーン。ここまでやるんだって位生々しいね。
自分の死を覚悟しての妻との関係。
観終って気付きましたが、妹役の杉野希妃が監督だったんですね。
女性らしい映画だなとは思いましたが、てっきり女優さんと思っていたら監督も兼ねているとは二刀流ってやつですな。
最終的にどうなるんだってのは描かれないままに終わるのでモヤモヤ感が残るエンディングが好きではない人は向かないね。
余韻を楽しめる人には良いと思う。
「行きずりの街 」と二本立てで観たこともあり、いろんな夫婦が世の中居るよね。
仲村トオル&小西真奈美、斎藤工&三津谷葉子、どちらの夫婦も美男美女。