≪旧作≫繕い裁つ人 | 札幌マルシェ

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ゆるめの映画感想文あり

繕い裁つ人

 
監督
三島有紀子

出演者
中谷美紀
三浦貴大
片桐はいり
黒木華
杉咲花

公開
2015年1月31日

2018/3/31まで無料配信中



【感想文】 ネタバレ注意

 

 

映画の世界観が何となくどこかで観たことのあるような雰囲気。

何だろう、「かもめ食堂 」とか「しあわせのパン 」かなって思ったら「しあわせのパン」と同じ監督だった。

「かもめ食堂」の片桐はいりや「しあわせのパン」の余貴美子が出演しているからってのあるかな。

お洒落な女子が好きそうな映画。女性監督らしいお洒落な話。


祖母の洋裁店を継いだ市江(中谷美紀)は町の人が祖母の時代から大事にする服をいつまでも着られるように直したり、リメイクしたり。

そんな中百貨店で働く藤井(三浦貴大)からオリジナルの服をブランド化するよう熱心に説得されるが、頑固な意思で祖母から受け継いだものを大事にする。

年に一度は夜会を開いて祖母が作った服を着た人々が集い、日頃とは別世界の中で踊る。

みんな良い服を着て気分も現実離れして幸せなひと時を過ごしている。


藤井の妹(黒木華)は車いすでの生活だが、市江のデザインしたウェディングドレスで素敵な花嫁になることができた。

その後市江は若い女性たちに自分のデザインした服を着て欲しいと自分を変えていく。

市江が藤井に出会ってから徐々に変わっていく姿が良いんだよね。


何より中谷美紀が美しいし、様々な洋服も素敵なものが多くて観ていて楽しめる。

市江の作業服とか足踏みミシンで洋服を作るシーンから昔の話かなって思っていたら現代の話だった。

片桐はいり、黒木華、杉咲花、女性陣が全体的に好き。