ニキビは皮膚科へ | 札幌白石ガーデンプレイス皮膚科・美容皮膚科女医のブログ

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札幌の美容皮膚科医のたけなかです。




 

先週末はニキビ治療のセミナーがありました。

(オンラインで途中から参加)




 

新潟上越で開業されている石田わか先生のご講演でした。

 

ニキビはやはり早めに治療すること、そして治療を継続することが大事。

 

 

「ニキビで皮膚科を受診したら、どのくらいの期間でニキビが治ると思いますか?」という質問に対して、ほとんどの方が「2週間」と答えたそうです。

 

残念ながら2週間では治りません。

 

保険診療で処方するアダパレンという外用薬は効果がでるのに3か月はかかります。

 

 

10代のニキビはホルモンバランスも関係しているので、数年以上通院が必要なケースも多いです。

 

ただ何も治療しないとニキビ痕が残ってしまいますが、きちんと治療していればニキビ痕はかなり防げます。

 

 

 

保険診療で使える外用薬には

 

①過酸化ベンゾイル製剤:ベピオ、デュアック

②アダパレン :ディフェリン(ジェネリックあり)

③過酸化ベンゾイルとアダパレンの合剤:エピデュオ

 

があります。

 

 

①過酸化ベンゾイルには角質をはがす効果、酸化によるニキビ菌への殺菌作用、活性酸素を抑えてニキビの炎症を抑える、という効果があります。

 

赤ニキビ、化膿したニキビなど炎症があるニキビに使うと効果的です。

 

ベピオは過酸化ベンゾイルのみ配合で、以前はゲルタイプのみでしたが、最近はローションタイプが発売され、ゲルより刺激が少なく塗りやすくなりました。

 

デュアックゲルは過酸化ベンゾイルと抗菌薬が配合されており、できはじめの炎症が強いニキビに効果的です。

 

ニキビで初診で受診された患者さんにはデュアックゲルを処方することが多いですね。

 

 

②アダパレンは毛穴づまりを改善し、ニキビができにくい肌にする薬です。

 

赤ニキビや化膿したニキビがある程度へってきて、毛穴がつまらないように長期間維持していく場合にはディフェリンが有効だといわれています。

 

 

③エピデュオはベピオとアダパレンの合剤です。

 

赤いニキビ、化膿したニキビを治す効果が高いのでニキビのできはじめにも使えますし、アダパレンが入っているのでニキビの予防としても使えます。

 

エピデュオは継続して使うとニキビ痕もよくなる、という報告があります。

 

 

これらの薬はいずれも使い始めに刺激症状が出ますが、使い続けることで肌が慣れてきて刺激症状もおさまっていきます。

 

※過酸化ベンゾイルはたまに合わなくてかぶれる人がいるので、強いかゆみや赤みが出た場合は中止してご相談ください。

 

 

 

ニキビでお悩みの方はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 


 

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