札幌の美容皮膚科医のたけなかです。
先日、ニキビの漢方治療についての講演会がありました。
昨年ニキビの講演でご一緒した倉敷のほう皮膚科クリニックの許郁江先生のご講演でした。
ニキビは毛穴づまり(毛穴の角化異常)が原因となって起こりますが、女性では生理前に悪化するなどホルモンバランスとも関係しています。
ホルモンバランスを整えるのに漢方薬が有効だというお話(私もそう思います)や、ニキビ痕への柴苓湯の使い方など勉強になりました
十味敗毒湯はニキビによく使われる漢方薬として有名ですよね。
飲んだことある方は多いんじゃないでしょうか?
赤いニキビや化膿したニキビには十味敗毒湯が使われますが、ニキビ痕には柴苓湯が効果があることが報告されています。
柴苓湯は小柴胡湯という抗炎症作用がある漢方薬と五苓散というむくみをとる利水作用がある漢方薬が合わさってできた漢方薬です。
柴苓湯はニキビ痕やケロイド・瘢痕予防に効果があることが知られています。
何年もたったクレータータイプのニキビ痕などは柴苓湯で治すのは難しいですが、ニキビが治ってからあまり時間がたっていないニキビ痕の赤み・凹みや、ニキビ痕がひどくなってしまうのを防ぐのには効果的だと思います。
ニキビが痕になって残ってしまうのが心配という方にはオススメです。
ニキビやニキビ痕でお悩みの方はご相談下さいね。
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