ジャイサルメールを離れて初の


深夜バスに揺られ、ラジャスターン州から


クジャラード州のアーメダバードへ。


この州は、イスラム教の影響を強く受けている地域で、


州で禁酒が義務付けられている為、


私にとっては長居しづらい州である。


深夜バスで、ジャイサルを後にして、揺られる事10時間。


午後5時発、朝の5時半着と言うことで多少朝早いが、


何とかなるでしょう。


寝台バスも個室で快適。


でも、インドの人たちと一緒になって旅をする感覚の


電車より何だが物足りない感じもするが、


1人で考えるには最適な環境だ。


いかんせんどこ行っても、インドは1人にさせてくれない。


レストランで落ち着いて本でも読もうと思っても必ず


ちょこちょこ絡んでくるし、遺跡でのんびりしようと思っても、


たかりにきたりとか・・・。


なので、バスの中でバナナをほお張りながら1人で


考え事をしていた。


がしかし、この路線、道が悪すぎる・・・。


バナナを食べていたら目に入ったり、天井までジャンプしたり、


窓の閉める金具が壊れているため、


閉めても徐々に開いてきたりして寒い寒い。


おまけに、早朝こそ遅れてほしかったのに、


何と、2時間も早く到着!!


おいおい、3時半にここはどこだよ・・・。


バススタンドらしいが、ひっそりとしていて、


客引きだけがうじゃうじゃいる。


取り合えず、駅で2時間ほど過ごそうと、


駅までリクシャーをつかまえて飛ばす。


しかし、驚いた事に、話しかけてくるリクシャーマンは


全然吹っかけてこない。


「駅まで20ルピーだ。」


どうせ、自分のホテルに連れて行くんでしょ。


早くも疑心暗鬼。


まあ、おかげで慣れてきたと言うか、別に連れてかれても


泊まらないと言ってまた戻ってくればいいしくらいの軽い感覚。


が、予想に反して、


「これからムンバイに行かなければならない。」


と言うと、特に自分のホテルに連れて行こうともせず


素直に駅に行ってくれた。


おーー、この街はいい街だ。


駅の構内でも、1人でうずくまって寝ていても


誰も話しかけてこないしーー。


駅員さんは用件を言うと素直に”ok”と言ってくれるし。


夜が明けて、24時間制の牢獄みたいなホテルにチェックインし、


一眠りして、翌日のエローラ、アジャンターの宿泊基地となる


アウランガバードへの寝台バスを予約し、街へ繰り出す。


うーーん、客引きが非常にあっさりしている。


でも、道行く人が声掛けてくれたりもする。


レストランも、リクシャーを掴まえても全くふっかけてこない。


不思議な街だ・・・。








それでいて、雑然として、オシャレな店など微塵もないし、


英語表記の看板が今までのどの街より圧倒的に少ない!!


地球の歩き方に乗っている一番最初の、井戸に行くと、


観光地なのに誰もいない・・・。


北海道で一旗挙げる漢のわりとまじめなつぶやき


北海道で一旗挙げる漢のわりとまじめなつぶやき


戻って街を2時間ほど歩くが、何と、欧米人も含め観光客を1人も見なかった。


どうやらこの街は、観光とは無縁の大都市の様子。



北海道で一旗挙げる漢のわりとまじめなつぶやき

北海道で一旗挙げる漢のわりとまじめなつぶやき

北海道で一旗挙げる漢のわりとまじめなつぶやき

北海道で一旗挙げる漢のわりとまじめなつぶやき

北海道で一旗挙げる漢のわりとまじめなつぶやき

北海道で一旗挙げる漢のわりとまじめなつぶやき



リクシャーの運転手
北海道で一旗挙げる漢のわりとまじめなつぶやき


正に、ツーリストも少ない昔のインドの面影をそのまま残しているのかも


しれない。


おかげで、本当に、本当に、誰もしつこく勧誘してこないし、


その代わり、インターネットカフェも、普通のカフェも、くつろげるところも


スーパーも何も見つからなかった・・・。


これこそインドなのかもしれないなぁ。


今回は日程的に、クジャラード州は回れないが、


次回来る時は、この西インドを回ってみても面白いかもしれない。


と言うことで、もうかなり南下してきたけれども、


明日は、エローラ、アジャンターの二大石窟の基地、


アウランガバードに到着。


ゴアの同期とも連絡が取れたので、予定を調整しながら


旅を進めて行こう。