尊敬します。。
《キム・ウンス、４００人以上のスタッフ
名前をすべて覚える理由》
キム·ウンスは、スタッフの名前を覚えることで有名だ。スタッフが多いことで有名なドラマスタッフのうち20歳の最年少スタッフの名前まで名簿をもらい覚えるほど。一緒に作品を作っていくということに対する帰属意識を感じさせて、お互いの壁を崩すキム·ウンスだけのノウハウだ。
キム·ウンスは最近MBC「ドクター仁」KBS 2TV「ガクシタル」のスタッフの名前もすべて覚えた。あるドラマにスタッフが約200人のため、両方の作品をこなし、総400人に達するスタッフの名前を覚えたもの。MBC 「太陽を抱いた月」とKBS 2TV「チュノ」のチームだったので名前覚えるのがより簡単だった。
キム·ウンスは最近ニュースエンとのインタビューで、「スタッフを呼ぶ時は常に名前を呼ぶ。寒い冗談を言いながら名前を覚えようとする。名前を呼んであげれば、3日間眠れなかったスタッフも笑う。すべてがパッとほどけるだろう」と明らかにした。
「映画を多くこなした俳優たちは皆スタッフの名前を呼ぶ。作品が終わるまで、ご飯も一緒に食べて宿も一緒なので、自然に覚えられる。だが、ドラマは違う。あんまり撮影日程が窮屈で、そんな余裕がない。」
キム·ウンスは、スタッフたちの名前を覚えるだけでなく、彼らとの壁を崩して、より近づくために努力する。先輩としての権威を前面に押し出す方法もあるが、キム·ウンスは馬鹿になろうとしていた。キム·ウンスは「大変だということを知っているので、威厳を持って行かない」と話した。
「私が威厳的にすると、スタッフたちが更に負担になる。だから私の根本として、へりくだり馬鹿になるのだ。最初は「先生、なぜそうなんですか」と言われるくらいだ。「見た目はそうでないのに、なぜあんなに言葉が多く、軽いのか？」と思われるように行動してこそ親しくなる。」
キム·ウンスがこんなにスタッフを取りまとめる理由は何だろう。理由は簡単である。彼らの作品を作るために、血の汗を流して努力するということを知っているから。
キム·ウンスは「名前を呼ぶのと「おい」と呼ぶのでは完全に異なる。打ち上げ時も俳優たちの席に座らない。スタッフたちと一緒にいる。スタッフらに恋人ができたかも、すべて分かる」と打ち明けた。
「スタッフも、しっかり私をサポートしようとする。私もそのようにしようとする。事実、作品が終わるまで一緒にお酒を飲む時間がない。終わって、次の場所に行かなければならず、唯一の打ち上げで一緒になるが、撮影中にお互いに気を使うべきだ。」
キム·ウンスは、自身の演技だけをしっかりしようとするのではなかった。演技をしっかりとさせてもらうのに、大きな役割をしてくれるスタッフたちを取りまとめ、本物の俳優が何なのかを見せてくれた。そのためだろうか。キム·ウンスには、一般的なスランプもなかった。感情を注ぎ込む俳優という職業、年収30万ウォンをもらい、苦労して活動していた演劇の舞台。スランプに陥いるものだが、、キム·ウンスにスランプはなかった。
「演技活動をしながら、スランプと考えるポジションにいなかった。例えば、私がすごいスターなら1年間作品ができなかったら、スランプと話すこともできる。しかし、私はすごいスターでもなく、そもそもスターになろうという気持ちもなかった。私が表現したいことをしたいと思い、演技をするのであって、収入が多かれ少なかれそもそも不満もなかった。」
キム·ウンスが話すように、彼はお金に対する欲がない。欲というなら、ひたすら自分の中にあることを表出しようとする欲だけだ。キム·ウンスは「極端な時、年俸が30万ウォンもならなかった。若い頃そうやって生きてみると怖いこともなかったよ」と告白した。
「失敗するなら、完全に失敗すべきだ。選択には常に損失が伴う。大きな選択と小さな選択の岐路に立つだけである。昼食を食べるように心配する必要はない。人生を揺さぶることができる選択の前で、すべての悩みを注ぎ込まなければならない。失敗したら、どんな選択をすべきかも考える必要がある。100％失敗を覚悟した時、それが本当の自分となる。私もこういうことを悟ったら欲がない。更にトップになろうという欲がないので、スランプもなかった。」
キム·ウンス、演技だけでなく、人格そのものが尊敬すべき俳優だ。
ホ・ソリ記者
http://news.nate.com/view/20120914n20211