あなたは望んだときに、いつでも自分なりの英語を話すことができます! | 札幌 家庭教師・物語作家わたなべ~小どもたちへの手紙~

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(現在は何気ない日常をアップしています)

こんにちは。

 

 

 

今日は英語の勉強について、気づいたことを書こうと思います。

(お仕事モードですニコニコ

 

 

 

家庭教師や塾で英語を教えていて、

お子さんたちに口頭で英作文をしてもらうことがよくあります。

 

 

 

そのとき、多くのお子さんたちが、一語一語単語を頭のなかで引っ張ってきて、

それを順々に、並べ替えゲームのようにして口にします。

 

 

 

学び始めのときは、もちろん知っている単語の量も少ないですし、

文法的にも使える範囲が狭いので、当然かもしれません。

 

 

 

ですが、やっぱり英語も言語なので、一単語一単語で発想していくのはおすすめではありません。

 

 

 

言語はシステムがあって、そこに内容が組み込まれるというのが基本的な構造なので、

僕たちが言語を使うときのイメージは次のような形になっているはずだからです。

 

 

 

①表現したい内容が頭に(胸に)思い浮かぶ

②その内容を指し示す単語・言葉が思い浮かぶ(あるいは探す)

③その単語・言葉を、自分が使う言語の文法に沿って口にする

 

 

 

ここで、②と③が口頭で表現するときのポイントになると思うのですが、

あなたは日本語で話すとき、

 

 

 

「まず主語が最初に来て、次に『が』で、それから目的語で、最後に『です』」

 

 

 

などと考えているでしょうか?

 

 

 

しっかりと整った話し方をしたいとき、練習しているときは考えるかもしれませんが、

普通はもっと自然に、無意識に話しているはずです。

 

 

 

だから、日本語以外の言語を使うときにも、②③のプロセスについては、

もっと自然に口から出てくるような感じをイメージするとよいと思うのです。

 

 

 

②の部分で、単語が思い浮かばないことは日本語でもありますから、

さらにポイントを絞れば、③をどれだけ自分になじませるかが大切です。

 

 

 

そのためには、日ごろから、自分自身でいろいろ簡単な作文を重ねることが有効です。

(興味のあるかたは、「瞬間英作文」などで検索してみてくださいね)

 

 

 

 

 

 

ただ、英語や外国語の勉強をするとき、

「話せる」というのがどういう状態なのかを見直してみることがとても大事だと感じているんですよねキョロキョロ

 

 

 

以前にも関連することを書きましたが、

 

 

 

僕たちは何か完成形に照らして自分の現在の英語力を評価して、

まだ足りないなあ、と思っていることが多いのではないでしょうか。

 

 

 

でも、日本語だって、自分より上手な表現を使って、キレイな文法を使って、

口ごもったりどもったりすることもなく、流麗に話すひとはたくさんいます。

 

 

 

そのひとは、そのひとの持っている語彙や文法の力でもって表現している。

 

 

 

だから、実は日本語にせよ英語にせよ、

あなたはあなたなりの使い方をするしかないんだと思うんです。

 

 

 

そもそもおしゃべりなほうじゃないなら、

英語でもそんなに高速でペラペラしゃべる想定をする必要はありません。

 

 

 

【自分の知っている単語や文法の範囲で、自分なりにがんがん話せる】

というのを目標にするとよいのではないか、と最近教えていて感じています。

 

 

 

そうすれば、新たに学ぶ単語や文法も、そのすでに使える枠組みに付け加えていくだけで済みます。

 

 

 

スポーツやテレビゲームや他のいろいろでも同じで、

そのひとのレベルや技術のなかで、それぞれが楽しむことはできますからね。

 

 

 

しかも、さらに技術や知識が身に付けば、もっと自由度が上がる。

 

 

 

知っている範囲のことが自由に造作もなくできるようになれば、

自然とステップアップもしやすいはずです。

 

 

 

ちょっと理想的すぎるお話になってしまったかもしれませんが、

もし参考になればうれしいです。

またこの手の内容は書いてみたいと思います。

 

 

 

わたなべ