なりすまし
家や車のカギ開けの場合、本人の身元確認(免許証等)をし、
伝票に直筆のサイン又は印鑑をもらうのがわが社の決まりです。
ある日、オバサンとおぼしき人より
「家のカギを無くしたので開けて欲しい」との依頼で、
ある公営住宅の一室を開け手続き通り終了。
数日後、警察や郵政監察官から問い合わせがあり、
その家の預金が不正に引き出されていて、
わが社の名刺がその家に残されていたとの事。
翌日朝、郵政監察官が当社を訪れ、防犯ビデオの写真を見ながら事情聴取中、
たまたま電話があり家を開けて欲しいとの事。
話し方や声の調子から、「あ!こいつだ」と直感し、時間稼ぎをしつつ、
警察とも連絡をとり捜査員共々現場へ急行。
つけホクロをし、髪型を変えてたものの、前のオバサンでその場で御用となりました。
同じ公営住宅の同じ階で、近所つきあいもしているので、
ハンコのありかも一目瞭然、
最初のとき不信に思わなかったのも無理はありません。
私達は犯罪に巻き込まれたり、利用されないよう常に気を配ってますが、
たまに落ちた(落とし穴)でした。