みなさま、こんにちは!

 

潜在意識のスペシャリスト、野中 香です。

 

 

昨夜、「プロフェッショナル仕事の流儀」というNHKのドキュメンタリー番組を観ていました。

 

わたしは、どんな世界・分野の人でも、「プロフェッショナル」や「一流」と呼ばれる人たちにとっても興味があり、魅かれるので、よくこの番組をみて学ばせていただいています。

 

今回は、「北の国から」等の脚本で有名な、倉本 聰さんでした。

 

もう82歳になられるのですね~。

肉体の衰えはあっても、眼の輝きや力は若い頃よりも増しているように感じました。

 

番組の中で印象的だったお話しがありました。

 

倉本さんは、ひとつのドラマの脚本を書くのに相当な時間とエネルギーを使って準備をし、書き終わるとものすごい頭痛や吐き気に襲われていたそうです。

 

そこで、ある人に相談をしたところ、

「そりゃあそうだ、お前が書いているんじゃないから。

何か見えない力、サムシング・グレートのような力が書かせているのだから」

 

と言われたそうです。

 

それを聞いて倉本さんはとっても腑に落ちたそうです。

 

わたしもその話を聞いて、なるほど・・・と思うところがありました。

 

自分自身もいったんセラピーやカウンセリングに集中すると、思いもよらなかった言葉が口から出てきたり、思考とは異なる「アイディア」のようなものがその場で生まれたり、

何かに導かれている、という気がすることが多くあります。

 

そして、その後の疲労感のすごいこと(笑)

 

他にも、一流のアスリートや、ハイレベルで戦うことの多い競技者、アーティストの方たちも同じような話をしているのを聞いたことがあります。

 

倉本さんも、「自分自身がピュアであったときに、そういう力が降りてくるという気がする」とおっしゃっていましたが、

 

あることに純粋に集中していると、普段自分が自覚している以上の力が発揮されるものなのかもしれません。

 

でも、人間って、ずーっとそれをやり続けられるほど進化していないのかも(笑)

だから疲れてしまうんじゃないのかな・・・?と思いました。

 

へとへとになってしまわないように、ちゃんと身体のケアを怠らないようにしなければならないですね。

(倉本さんは、相談した方に、「お香を焚いて書くように」とアドバイスを受けたようです。)

 

 

NLPの講座でもお話したのですが、ひと口に「仕事」といっても、いろいろなレベルがあります。

 

労働者のレベル、プロフェッショナル(を目指す)レベル、ビジネスのレベル・・・

 

どれがいいとか悪いとかではなく、自分が仕事に対してどんな意識でいるのか、

周囲の人たちはどういう意識なのか、

よく観察し、自覚していくことは、自分のためにも、ともに働く人たちのためにも、

家族のためにも、とっても大切なことだと思います。

 

さまざまな人間関係やコミュニケーションで起こるトラブルも、その意識の違いが原因となっていることが本当に多いのです。

 

生活のために働く、ということが自分にとっての幸せなのか、

その道を自分なりに探求し、極めていくプロフェッショナルを目指すことが幸せなのか、

それとも、ビジネスとして成功を目指すことが幸せなのか、

 

自分自身の目的意識を明確にすることで、肉体的にも精神的にもストレスの度合いが変わってくるでしょうし、

そこから、人生の大きな目的みたいなものも見えてくることもあるでしょう。