2022年夏からアメリカ駐在に帯同中の
新米駐妻 さっぴー です!
娘(小学1年生)と息子(年中)がいます。
失敗や悩みも多いですが
「なんとかなる」「まいっか」を合言葉に
ドタバタの日々を楽しみながら
現地レポート(ただの日記)を書いています
こんばんは~!
先週新学期が開始してからしばらくの間、
脳みそがスクールサプライに取り憑かれてたさっぴーです。
スクールサプライ(School Supply)とは…
学用品全般のこと。
特に新年度の始まり(8,9月)に学校から持ってくるよう指定される品のことを指すことも多い。
文房具以外にも除菌シートや箱ティッシュなど日用品も含まれる。
夏休みにみんながこぞって買い求めるので、一部のストアではブラックフライデー並みのごった返しになるとかならないとか。
少しでも早く買い始めたかったんだけど、
入学手続きが終わってから、
(というか登校始まってから)
事務の人がようやくスクールサプライリストをくれました。
※ホームページに載せている学校が多いですが、息子の学校は古いリストしか載っていませんでした。
最新のリストも手に入れたし、意気揚々とターゲット(現地の人気スーパー)へ。
リスト見ながら買ってくかぁ〜
どれどれ…?
↓息子のPre-Kの実際のサプライリスト
ふむふむ…
って
いやいやいやいや
分からんから。
色々分からんから
まずどれがブランド名でどれが商品名なのかすら分からんから。
全部検索するところからスタート
店で1つ1つ検索してたら時間かかりすぎて子どもたちがグスりだした
出直しです……(計画性なさすぎ)
日本みたいに学校側で用意して一括徴収してくれればラクなんだけど、
アメリカではその仕組みはないらしい
一応PTO(日本で言うPTA)のサイトから
まとめて購入できるようなんだけど
息子と娘の学年は売り切れてました
そして恐ろしいことに
店舗に探しに行っても
欲しい商品の棚はすっからかん
嘘だろ…?
聞くところによると、5月頃からすでに売出しが始まって、
ニーズが高いものはどんどん売り切れていくそう。
私は結果的に5店舗回りました
そして
全部は揃えられませんでした
あ、そうだ!Amazonで買えばいいんだ!
と思ったら、
すごい暴騰
ノート1冊に税抜7ドル…
税込1,000円超え!?!?
狂ってるわ…
完全にクレイジーだわ…
普段の売価は2ドル台のようです。
こう見ると
ふ〜ん?
って感じだけど、スクールサプライ初心者にとってはかなりしんどい工程でした。
娘のリストはまた全く違う内容だったしね
来年度は早めにPTO経由でセット注文しよう
ところで、
私全然知らなくて
びっくりしたこと
がありました。
このスクールサプライ、
基本的にみんなでシェアするんだって。
……え?
そんな文化知らなかった私は
娘が持参する分は、
てっきり娘が使うと思ってた。
色とか選べるやつは
可愛いやつ探し回ったんですけど。
はさみとか、
どの色がいい~?
やっぱ紫かなぁ~💕
って二人で選んだんですけど
実際は、
みんなで座る大きいテーブルに
どんっ!て文具が置いてあって、
自由に使うの。
※学校にもよるみたいですが、こういうやり方が主流みたいです。
娘のリストに鉛筆12本が指定されてて、
「そんなに要らないよね?
娘には日本製のやつ4本持たせよ」
とか自己判断しちゃったんだけど
(しかも記名済み)
↑特に確認せずに変なとこ強気な人
そうじゃないんだYO!!!!!
みんなでドーンッてシェアするの!!!!!
シェア文化なの!!!
え!?そうなの!?
私、登校した娘の説明を聞いて
「え?まさか?」とググッて知りましたよ!
慌てて鉛筆とかAmazonで注文し直しましたよ!!!
先生に謝って、明らかに浮いてる日本の鉛筆4本は回収してもらって。
先生によると、去年はコロナの影響でシェア禁止になって、個人で各自の文具を使用したんだとか。
↑こういう「シェア禁止」の張り紙が貼られてたらしい。
でも今年からは、従来のスタイルで自由に使いたいものを使う形に戻ってるんだって。
スクールサプライも記名せずにみんなで持ち寄るスタイルだから
ぶっちゃけ誰が何を何個持ってきてるかなんて把握されてないっぽい。
私が「もう無理…。スクールサプライリスト全部は揃えられない…」と抜け殻のようになって質問したら、先生から
”As much as you can”(できるだけでいいのよ)
とゆる~い言葉をもらいました
ここからは私なりの解釈&推測ですが、
このスクールサプライの文化は、
アメリカの中の格差問題も根っこでは関係あるのかなぁと。
学用品を十分に買える人と
そうじゃない人がいて
州や学校の予算でも賄いきれなくて、
買える人はみんな買おう
買えない人は、うん、いいよ
的な?
だから日本みたいな公平に一括徴収スタイルは導入しない(できない)のかな。
日本だと公的な福祉の範疇で諸費も減免あるのかな?
アメリカは個々人の互助で対応。
お国柄で違うよね〜。
スクールサプライを持って行かなくても何も言われない。
(何年もゼロだとさすがに言われるのかもしれないけど)
だからと言って、そこで全員が
「じゃぁうちも買わなくていっか♪」
となってしまうとこの仕組みは破綻するんだけど、アメリカではそうはなってない。
みんな必死に買い回って、学校に持って行く。
寄付や互助(ドネーション)の精神が根付いてるアメリカだからこそ成り立ってる仕組みなんだなぁと思いました。
あくまでも私の感想です
あとチップ文化の話もつながる部分ある気が。
日本人には馴染みにくい感覚だよね。
日本の学校で、
「学用品をみんなでシェアします」
「無記名で持参してください」
なんてやろうとしたら
「買わない人が出てきたらどうする!」
「ズルい!」
「不公平だ!!!」
ってクレーム確実にくるよね。
ひる◯び!やミ◯ネ屋あたりで過剰報道しそう
寛容になりたいものですねぇ。
それではまた次回~