電話占いで、時々…というか最近はよく（笑）
「もともと直感が鋭くて、幼い頃から神様を信じるような感覚がありました。最近、タロットカードを触るようになりました。でも、うまく読み取ることができないのが悩みです。私も占い師になりたいですのですが…」というご相談を受けることがあります。
そういう時、次のようなことを柔らかくお伝えします（笑）
目に見えないものが見えたり、他の人にはわからない何かの存在を感じたり…いわゆる霊感とか直感とかが鋭い人はいます。
鑑定をやっている私などよりよっぽどすごいサイキック能力を持っている方で、そういうことを職業にしないで生きている人は少なくないです。
一方で、生来そういう力はないけれども「占い師に…」という願いを持っている人もいます。
※厳密にいうと、鑑定士と占い師とは違うのかもですが、少なくともスピリチュアルな分野での「鑑定する人」は、＝「占う人」という呼び方でも間違ってはないでしょう。
私は、鑑定する人は「占術に長けた人」「他人にはわからない何かが見える人」「神様と繋がれる人」ではなく、「励ます人」「癒す人」「導くことができる人」とかいう在り方がベターだと思っています。
霊感やサイキック能力がいくら高くても、人の痛みに寄り添えたり光を照らしてあげたりができなければ、本当の意味で誰かを泥沼から助け出してあげるのは難しい…という場面が多々あります。〝今の〟占い師には、それが求められています。
もちろん、相談者ご本人が、聞く耳を持たないとか現状から抜け出す方法を知りたくないとか拒否した時は、無理強いは禁物です。
そもそも、相手がプロに視てほしいと占いに入ってきて（つまり、お金を払って）知りたいと願う「主訴」みたいなことに、しっかりお答えを出してあげることは不可欠です。
「彼からいつ連絡がきますか？」と言っている人に、「今は風の時代だから云々…」なんて、まったく無意味で、根本から通じないこともあります。
「金曜日までにはLINEきますよ」とか「あー 良いお答えじゃなくて申し訳ないのですが、しばらくは連絡来ないと思いますよ」とか言ってあげられる、確信みたいなものは重要です。
けれども、占いに入らざるを得ないような追い詰められ方をしている人は、それが目先のことのように思えて実は「人生の必然」であり、そのタイミングで引き寄せられた意味があります。
その深いところまでを本人に伝えきるかどうかが、〝今の〟占い師には求められている気がします。
で、もっと言うと、タロットだけを学んでいればいいのではなく、スピや宗教の知識とか、何か重要な問題を乗り越えた体験とか、コミュニケーション力とかがあるに越したことはないです。
今の時代【令和・21世紀】が、人類が脈々と築いてきた長い歴史の中でどういう位置づけにあるか みたいなことを、答えはわからずとも探求するくらいの意識があった方がいいです。
そして、最も大切なのは、相手にしっかり伝えられる語彙力や表現力です。
なぜなら、繰り返しますが、プロの占い師は「お金をいただいて情報をご提供している」のですから。
自己満足や押しつけではなく、まさに、寄り添う努力や柔軟性がベースです。
「●●やらないと地獄に落ちるわよ」が口癖だったあの有名占い師は、ものすごい力はあったけれども、なんつか、憧れなかったし幸せそうじゃなかった（笑）
逆に、鑑定士・占い師じゃなく、霊感はなく、地位もお金もなくても、（無償で）人を救っている「ライトワーカー」みたいな市井の人は、いつの世もたくさんいらっしゃいますよね。
そういう人の「人間力」みたいなものは、職業占い師・鑑定士にとっては基本中の基本なのです。
誤解されがちですが、霊感があるからと言って、自由奔放な・唯我独尊的な、クリエイターとかアーティストとかとは全然違います。
むしろ、お客様に喜んでもらうため、サービス満点で良いものを製作販売しようと地道に努力を重ねている商いの人に近いです。
品物（占術や鑑定力）が良質なのは前提で、そこにいきつくための勉強や努力や経験は不可欠です。
万が一、「タロットで出た結果をなんとか良い感じで伝えられたら、簡単にお金稼げそうだから」みたいな意味での占い師志望なら、まあ…それはその人の自由だけれども…業を作ってしまう気がしますので、論外ですが。合掌（笑）
最後に、冒頭に書いたようなお悩みで、「タロットを読み取ることができない」のは、たぶん、自分のことを占っているから。
フラットな気持ちで他人を見たら、そこにしっかり答えは見えてくるというケースが多いです。
カードは、触り続けていればしっかり霊力を高めることに貢献してくれます。
あとは、無料のYouTubeとかみて、「鑑定結果の伝え方」とか「カードから物語を紡ぐ方法」とかをたくさん勉強してみてね です。
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