ハローです。🌖♨️
今回も1冊だけにしようと思いつつ、2冊借りてきたので必死に読みます。
今回はこれ。
「ジャイロスコープ」 著: 伊坂 幸太郎
いくつかのストーリーがある中で、1話目を読んでいたときに星新一の書いたストーリーを思い出した。
トリックがあるというか、皮肉が混ざってるというか。
なんとなく似たものを感じて懐かしくなった。
収録されてる話はこれ
⭐︎浜田青年ホントスカ
⭐︎ギア
⭐︎二月下旬から三月上旬
⭐︎if
⭐︎一人では無理がある
⭐︎彗星さんたち
⭐︎後ろの声がうるさい
浜田青年ホントスカは不思議な話だった。
ある種のパラレルワールドで、え?目の前の人は家出人じゃないの?って感じ。
最後相談聞いてた人が相談者で…あれ、結局二人して死んだの?な、なかなかの奇妙な結末。
ギアに至ってはこの中で際立って変。
スパムメール相手にするって…と、言うことや精液提供を依頼されると言う…精液もスパムて言うけど…。
セミンゴも想像すると…きもい。
二月下旬から三月上旬は、高齢者を騙す話があるんだけど、腐れ縁の二人の話。
途中で、その人は君の作り上げた架空の人物では?と思ったけど存在してたようだし。
その上、葬儀に行ったところの話で実在してたんだ、悪いことしてたから仇討ちされたんだって思ったら全く関係ない理由で死んでたって言うことにも拍子抜けした。
if
後悔先に立たず
覆水盆に返らず
こぼれたミルクは戻せない
これが気になったね。
もしあの時に…って思うよね。
もし…て考えるときっと私は全く別の人生を歩んだと思うな。
一人では無理があるはこの中で一番好きになった話かも?
サンタクロースとなる会社の話も面白かったなあ。
トナカイの管理とか、サンタの国ではきちんと管理してそうだわ。
しかし、その会社が日本にあって、サラリーマンばりの日本人社員が細々といろんな調整をしてるのか?と思うと顔がにやける。
日本支部ということだろうし、日本国内でしか活動をしないんだろうけど。
ゲーム「グラディウス」、懐かしいなあ
兄とよくやったよw
このサンタクロースの話は面白かった!
こういうの好きだ!
間違ってあげたものが、その子供にとっては役に立ったと言う。
でもやっぱり…星新一の作品のようだ。
彗星さんたちも、注目を浴びにくい業種ではあるけど、TVで紹介されたこともあり、新幹線の清掃員って掃除のプロフェッショナルじゃん!って思ったことがある。
乗客にもドラマがあり、車両ごとが違う時代で生まれ変わるたびに…とか成長して何年後にこの想定…みたいなことをみんなが想像したり…で面白かった。
後ろの声がうるさいは、よくできてるなった思った。
サンタクロースの間違えて届いたプレゼントがどう言う使われ方をして無駄にならなかったかわかってスッキリした。
最後は書き下ろし作品というだけあって全ての話にリンクするように書かれてた。
全てがガッツリ結びつくわけではなく結び付きの濃淡はあれど。
ちょっと気になった四字熟語
泰然自若
曖昧模糊
自暴自棄
首鼠両端(しゅそりょうたん)