安倍首相の突然の辞意表明。
 午後からのニュースは,その話題一色。

 報道陣の前で,辞意表明をする安倍さんの顔は,気の毒なほど生気がない。
 志半ばで亡くなった父親である安倍晋太郎の無念を晴らすことはできたのだろうか。
 政治家でも誰でも,マスコミの攻撃に耐えられる力はない。
 これから政局は,麻生さんを中心に展開されることになるのだろうか。
 ただ,現状では,誰がやっても長くは続かないだろう。

 最近,報道を見ていて思うことは,イジメとも見える次から次へのバッシング。
 常にカメラを意識して,人の目を意識して生活している人たちはたまらない。
 洞爺湖サミットの成功をおさめて辞任するのだろうと思っていたけれど,随分早い退陣だ。
 今辞めるのならば,参議院選挙の後にすぐに対応しておけばよかったと思うのも後の祭り。
 
 11月1日に期限切れのテロ特措法。
 自民党は,どんなシナリオをえがいているのだろう。
 また,対抗する民主党もどんなシナリオがあるのだろう。
 
 批判することは誰でもできる。
 ちゃんとした対案を示して,しっかりとした話し合いをしてほしい。
 何も論議をせずに去っていったイメージがあるのはさみしい。

 それにしても一国の総理が,こんな形で辞めていいのだろうか。
 内閣を改造して,臨時国会が始まったばかり。
 新閣僚の人たちも我々国民以上に唖然としているのだろう。

 これまで,政治家なんて,随分高い次元で,世の中を大局的に見られる人がやっているのだろうと思っていた。
 でも,最近は,自分も歳を重ねたせいか,政治家も一般人と何も変わらない。
 ただのお坊ちゃまが,そのまま大人になっただけなのだろうか。
 何となくさみしいというか,虚しい1日になった。

 でも,安倍さんの体調を気遣う。
 涙目で話す安倍さんを見ていると心苦しい。

 小泉前首相の言う「鈍感力」がなかったのだろう。
 ただ,自ら命を絶ったり,健康をこれ以上害したりしないことを望む。

 政界のプリンスと言われていた頃がなつかしい。
 やっぱり上に立つのはたいへんだ。
 下でこそこそ動いていた方が気が楽だ。
 みんな思っているはずだ。

 これでますます拉致問題も棚上げ。
 日本政府のスタンスがどう変わるのか。
 全国民が注視をしておく必要がある。