ごめんね。
つかなくていい嘘をつかせてしまって。
息子は、学校に行ったフリをして、行っていなかった。
嘘は、バレる。
一瞬は、嘘をつかれた。と、息子に腹が立った。と思った。ん❓でも、直ぐに違う。と思った。
そうするしかなかったんだ息子は。
自分に腹が立った。情けなかった。私は、何も次男のことを分かっていない。
寒い空の下、制服を着て、学校に向かうはずの次男は、いったい何処に行っていたのか。授業が終わるまで、何処でどんな風に、どんな気持ちで時間を過ごしていたのか。それを思いやると、涙が出て来た。
夫は、息子を
「おまえは、最低や。もう、おしまいや。どうしようもない人間や。なんて弱い人間なんや。嫌なことから逃げってばっかりで、あほか。おまえみたいなのは、怠け者って言うんや。」
と、あらゆる言葉で息子を罵った。
学校に行きたくない。行けない。
遅刻と欠席が続き、留年するかもしれない。
留年したら、高校をやめると言う次男。
「違う‼️
息子は、弱くなんかない。頑張っている。日々、学校に行った時、休んで家にいる時も、いつだって、毎日、今、十分、頑張っている。頑張っていない時なんて無い❗️
息子は、全然、おしまいなんかじゃない‼️
息子は、頑張り屋で強い人間。
嘘をつきたくてつく人なんていない。
嘘をつかなきゃならないように追い込んだのは、私。
息子は、悪く無い‼️全然、悪く無い‼️」
と、自分の思いを夫に言うと、
「いっつも、おまえがそんな風に甘やかすから、息子が悪いんや。」と言う。
ずうっと、昔から、周囲に、夫に、長男に、私の子育てが悪いから、次男は、悪いって言われてきた。
でも、息子は悪くない。私は悪く無い。
周囲や、夫も、長男も、次男を、私を悪い。って思うことも悪くはない。
障害は、不便だけど、悪く無い。人はみんな、周りに迷惑かけながら、生きている。
障害者が特別、迷惑をかけている訳じゃない。迷惑をかけないで生きている人なんて、いないと思う。
息子の人生は、まだ始まったばかり。人生終わり。だなんて、誰にも言って欲しくない。あなた自身の口からも、そう言わないで。
息子は、人より困難な道ばかり選んでいるようにも思う。だから、少しだけ、不安な気持ちになりかける。でもね、それでも、私は、いつでもあなたは大丈夫。って、信じている。
大丈夫。だって大丈夫に決まっている。
私の子に生まれてくれて、私はこんなにも幸せなのだから。私を幸せにしたあなたなのだから、あなたが幸せになれない訳は、ない。
人を幸せにする人の人生は、幸せになるに決まっている。
あなたの人生は、今からスタートです。大丈夫。私の心はいつでも、あなたに寄り添い、側にいるから。
愛しい息子、あなたは、私にとって、とても大切な存在です。あなたはいつでも、あなたの心がこうありたいと思う道を選択し、進んで行けば良いのです。
私は、周りに非難、中傷、失笑、見下されることなんて、もう怖くなんかない。
私は、自分を信じられるようになったから。自分のことを以前より好きになれたから。
あなたが心を閉ざすことより怖くて悲しいことは無い。
私が生きている限り、あなたの幸せの為になら、私は何だって出来る。何だってする。
これから先に起こることを今から心配するのは、やめよう。
起こってから、一緒に考えていこう。あなたの心に丁寧に向き合います。
あなたと私の時間は、まだたっぷりとあるのだから。共に乗り越えていきましょう。
周りの速度とは違うけれど、皆と一緒でななくても良いのです。皆と同じ選択をしないことに、不安になることは無いのです。
あなたの人生、好きに選択していきましょう。いつだって、私は、あなたの一番の応援団です。