今年も後数日で終わりますね。

喜怒哀楽激しい年になりました。それでも幸せだったと思います。


百日忌法要が終わってからは、まるで息子がアパートに帰って行ったかのような毎日でした。

夫婦共通の趣味の神社仏閣巡りをしたり(お礼参りもありますが)、娘も毎週行っていたピラティスのレッスンを再開したり。

始めは朝起きると必ず携帯電話のメールを確認したり、仕事中も涙が出てきたりしてましたが、少しずつ慣れていきました。


息子に関する書類を提出に行き、手続きをし、一つずつ完了していくのはやっぱり気持ちが沈んでしまいます。

協会けんぽの方から「体が辛い中頑張ってお仕事もされていたのならば、頂ける権利があるものは頂かれた方がいいです!」と言われ、避けていた病院にも頑張って電話し手続きをしました。

旦那とも話していましたが、やっぱり病院に行く道は使いたくないし、書類の手続き中待合室にいる際、とにかく早く帰りたい!いたくない!見たくない!とずっと思っていました。


先日。息子の大学の先輩であり遊び仲間であった方が、写真やアクセサリーの個展を開催されていたらしく、息子と出かけた亡くなる数日前の最後の姿を写した写真を展示してくださっていたそうで、その話を聞いて、久しぶりに一人声をあげて泣きました。

「みんなの中から自分だけがいなくなる事が嫌だ」と言っていた息子。その場にはいなくなってしまっただろうけど、みんなの心の中にはずっといるんだよ!と言ってあげたいと思ったら声を出して泣いていました。


年末、息子と同じ歳の姪っ子が結婚式を挙げます。仲の良かった息子と姪っ子。きっと息子もお祝いする為に会場に来ると思います。

年始には私の母の法要もあり、そこにも来るだろうねと家族で話しています。

年末年始、気持ち的には辛いような気もしますが、息子と一緒に祝い、故人を偲びたいと思います。


まだまだ全ての手続きが終わったわけではないので、もうしばらく気持ちが沈んでしまうこともあるかもしれません。それでも。息子が心配しないように、時々泣きながらでも笑顔で頑張っていこうと思います。


淋しい年末年始にはなりますが、息子がそばにいると思っているので、新しい年も健康に気を使い、息子の思いを大事に引き継ぎながら迎えたいと思います。

今年一年ありがとうございました。少しでもたくさんの人たちが笑顔でいられますように!