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わたしは・・・
約20年 サプリの販売に関わってきました。
その中で・・・
原料を製造する工場も
工場から出荷された素材を「サプリ」の原料として再加工する工場も
顆粒や錠剤に加工する工場も
袋詰めやパッケージする工場も
販売するメーカーも
メーカーから商品を購入して再販売する代理店も
末端で販売する薬局やデパートも
購入者としてのわたしも・・・
経験をし、話を聞き、現場を見てきました。
業界の人間は・・・
自分の業界の不自然に気づかない・・・。
いや 気づいていても「そんなもんだ」と思っている部分が数多くあります。
事故米の流通が露呈した時に・・・
あるテレビ局のキャスターが「○○フーズ」の社長さんに質問しました
「あなたは、この米を食べましたか？」
返答は尤もな答えだった。
「いいえ 食べません」
サプリの業界にも同じ状況があります。
製造に関わった人間は・・・
その「商品」を食べようとはしない。
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パッケージになった商品しか知らない場合は・・・
ほとんど消費者と同じ知識量なので食べるのかも知れない。
しかし・・・
その商品の原料の扱いや
原料の加工工程
顆粒や錠剤の加工工程
パッケージになる前の作業や現場を知っている人ほど・・・
サプリを選ぶ基準が違ってくるようです。
目立つ部分には関心がなくなる。
例えば
「有効成分 ○○ｍｇ配合」 とか
画像などで 「こんな効果が！！！」 ビフォーアフターを紹介したり
「○○教授が考えました！！」
実験のデータ風に「こんなに違います！！！」みたいな？
どうですか？
あなたが「商品」を購入する再に「参考」にする「表記」じゃないですか？
そうなんです。
販売者は・・・
顧客の購入心理に焦点を置いているのです。
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事実はどうなのか？
有効成分の配合量に関しては・・・
先日、国民生活センターから注意の喚起情報が発信されました。
リンク ⇒ 表示と含有に大きな違い
クリック！リンク ⇒ サプリの表示と実際は違う
クリック！画像などで効果を示す場合に業者が行うのは・・・
被験者（チャレンジした人）の数が複数いる中から・・・
良さそうに見える事例を画像にしたに過ぎないのです。
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1000人の中の 1人かも知れない
100000人の中の 1人かも知れない
そんな不確定要素なのです。
○○教授が考えました！ みたいなのも危険です。
実際、先生に伺ってみると・・・
多くは「なに？ それ？」って言われます。
何人かにお会いして・・・ 同様の質問をした結果・・・
（わたしの所感です）
研究から関わっている （5%以下）
商品開発には関わっている （10%程度）
販売には関わっている （30%程度）
患者さんから聞かれれば紹介はする （50%くらい）
著作に名前を貸したなど 実はあまり関係がない （5%くらい）
サプリで名前が知られている方でさえ、そんな感じでした。
通常は積極的にサプリを勧めるお医者さんや大学の研究者なんて
ほとんどいらっしゃらないのが実情です。
お医者さんや大学の研究者が評価をする際には・・・
一般の消費者に向っては問いかけません。
違う研究者達に呼びかけるのです。
学会などの発表や論文で・・・。
一般の消費者向けに・・・
「○○サプリは最高！」などと本を書いたりしないのです。
逆にするのは・・・
研究者として「どうなの？」って感じです。
最後に実験のデータ風に・・・
「こんなに違います！」的な表現をするのは・・・
多くの商品は「よく見せることが可能」だということ。
簡単に言うと・・・
無意味な資料なのです。
販売者は「消費者によい印象を与えたいのです」
実験は「よい印象を与えるものを選んだ」に過ぎません。
だって・・・
一般の消費者は・・・
その実験の意味も正確さも自分への関連性も知らないのですから・・・
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マウスにこんなに効果がありました！
あなたは・・・ マウスですか？
違うのです。
マウスに効果があっても・・・
あなたはマウスではないのです。
基礎の実験としては・・・
非常に重要な実験なのですが・・・
人間に対して「あなたにも良さそうですよ！」という問いかけにはならないのです。
ですが・・・
資料に記載され・・・
「どう？ こんなにすごいのよ！」なんて販売してる人がいます。
正に・・・ 事故米のような現状です。
サプリの業界には・・・
食品以上に・・・
偽装も改ざんも事故米のようなことも・・・
法律に違反している行為をしている業者もいるのです。
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次回は・・・
原料や工場内で起こる「現実」を書きます。
これを読んじゃうと・・・
サプリを見る目が変わるかも知れませんね？
でも・・・
わたしが見たものだけ書きます。
ちゃんとした業者さんもいらっしゃいます。
その部分にも触れます。