昔、受験ママ友と話をしていて、思ったことがあります。
それは、
子どもが勉強でわからないときの親の対応に2パターンあるということ。
1つは解き方を教えるパターン、
もう一つは、解決方法を提示してあげるパターン
の2つです。
私は、勉強(解き方)を息子に教えたことはありません。
息子も、分からないとき、「お母さん(お父さん)、教えて」と聞いてきたことがありません。自分で、解説を読むなどして、解決していました。それが当たり前でした。
**********
受験ママ友と話していて、こんなことをおっしゃる方が多いなぁと感じていました。
「子どもが教えてって言うから、やり方を教えてあげると、嫌がるし、機嫌悪くなって怒るんだよね・・・」と。
私は、内心、そりゃそうだよな~って思いながら聞いていました。だって、私が子どもだったら、親からあれこれ言われたら嫌だからです。
私は、こう思うんですよね。
子どもが親に「教えて」というときは、分からないことの不安、道筋が見えない不安 をお母さん、お父さんに分かってもらいたいという気持ちが深層にあると思うんです。
だから、やり方や答えを教えて欲しいのではなく、わからなくて困っていることを分かってもらいたいんじゃないかなと思うんですね。
あるいは、こんなに難しいことやってるんだね!という共感してほしいのかもしれませんね😊
その子どもの不安に親が寄り添ってあげられれば、子どもは自分で解決する力が備わっている、と私は思っています。
「教えて」の言葉の裏には、
「分からないから不安でいっぱい」
「どうしていいかわからないから不安」
という気持ちを分かってほしい・共感してほしいということなんだと。
その不安に寄り添わず、こうでしょ、ああでしょ、とやり方や答えを教えてあげようとするから、子どもは苛立つんじゃないのかなって。
また、たとえ、その問題が「親に教えてもらって」理解できたとしても、他にわからない別の問題があったとき、「親に教えてもらう」以外に解決方法を知らなければ、いつまでたっても、教えて→教えてあげる の関係のままなので、受験勉強はお互い苦痛だろうと感じます。
**********
息子が、問題が解けずにイライラしていたり、間違ってイライラしているときは、様子を見ていればわかります。
そんなとき、私は、
「解説を見てみようよ」
「テキストを一緒に読んでみよう」
「辞書、引いてみたらどう?」
と解決策を提示してみます。
そして、横に一緒にいてあげます。
それだけです。
それで息子が「わかった!」となれば、「よかったね😊」と声をかける、それが私の役割です。
**********
だから、息子が私によく言うのは、「おかあさん、、教えて」ではなく、「おかあさん、横にいて」でした。私は、横にいてあげるだけ。
そして、息子が集中し始めたら、私はそっとその場を離れます。ときには、息子の方から、「お母さん、もういいや、どっか行っていいよ」と言われることもありました(笑)。
**********
いろいろな受験ママ友と話をしていて、勉強ができるお子さんのお母さんは、「解き方を教えていない」ように思います。勉強のやり方方や解決の方法を導いてあげる、そんな風に接している方が多いように感じました。
勉強を教えて、教えてあげるでバトルをされている親子さんがいらっしゃったら、お子様の「教えて」の裏側にある、分からないことへの不安に寄り添ってみてあげてくださいね😊