今日の午後は友達のピアノの先生にお誘いいただき以下のコンサートに行ってきました。
J.S.バッハ 鍵盤協奏曲 全曲演奏会(2日目)
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノと指揮)
いずみシンフォニエッタ大阪
於 いずみホール
昨日の1日目にピアノ協奏曲1番から4番までを演奏されたとのことで、今日の演目は以下のとおりです。
・ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056
・ピアノ協奏曲第6番ヘ長調BWV1057
・ピアノ協奏曲第7番ト短調BWV1058
・ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
なおコンサート前には、2月22日に急逝された、いずみホール音楽ディレクター礒山雅氏を偲び、昨日はバッハの管弦楽組曲第3番ニ短調より「エール」を、本日は同第2番ロ短調より「サラバンド」が追悼演奏されました。
さて前提として「ピアノ協奏曲」と言っても、これらは本来「チェンバロ協奏曲」です。また、協奏曲の1番から7番をピアノ協奏曲として演奏することはあっても、ブランデンブルク協奏曲5番のチェンバロパートをピアノでやるというのはあまり聴いたことはありません(無いことはないですが珍しいと思います。私があまり知らないだけ?)。
使用したピアノはベーゼンドルファー290インペリアルです。そしてペダルを多用し、まるでロマン派の協奏曲のように甘く感情豊かな演奏でした。テンポも全体にゆっくり目です(ブランデンブルクだけは通常の早さ)。通常聴くバッハとはまったく違うスタイルに戸惑うも、確かにこれもバッハであり、バッハの音楽の多様性にあらためて気付かされた、そんなコンサートでした。
難を言えばピアノがインペリアルということもありピアノの音が目立ちすぎ、弦楽とのバランスが少し無理があったようにも感じました。第6番の2本のリコーダーもちょっと負け気味でしたね。ここは2本のフルートでもよかったのかもしれません。実際、ブランデンブルク協奏曲第5番のフラウト・トラヴェルソのパートはフルートで演奏され、これはバランスが良かったと思います。
またアンコールが、直前に演奏したブランデンブク協奏曲第5番の第1楽章というのもユニークでした。せっかくなので、アンコールは同曲の第1版(大きな違いはカデンツァの長さ)をするとか、同じ編成の「フルート、ヴァイオリンとチェンバロ(ピアノ)のための三重協奏曲イ短調BWV1044」をやっても良かったのに、と個人的には感じていました(^^)。
いろいろ書きましたが、なかなか出会う機会のないアプローチからのバッハ演奏はとても刺激的で楽しい時間でした。また機会あればリフシッツのコンサートやリサイタルに行ってみたいなと思いました。
