この動画をはじめてみたのは、7~8年くらい前になるでしょうか。
魂を揺さぶられるような感動をしたのを覚えています。
時代背景などの違いはあっても、根底に流れるテーマは時代を超えたものだと思います。
僕自身はチャップリンのことはよく知らなくて、ただ、
「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇である。」
というずっと前にどこかでみた彼の言葉は、とても印象に残っていて、何年たっても忘れません。
それでも、それ以上特に調べるとか作品を見るとか言うこともなく、深い本質をとらえていて、それをユーモアを交えて伝えられる人なんだろうな、さすがだな、というくらいに思っていました。
・・それが、この動画を見て感動と衝撃を受けました。
ちょうどその頃、自分が胸にいだきはじめていた、現代の資本主義(金融主義)の社会は、システムが人や自然の営みを超えて暴走し、本来の目的である人類の豊かさにつながっていないのでは?というテーマにまさに通じるものでした。
今でも時おりみては、自分の立ち位置を確認したりしています。
今回は、この全文を暗唱できるようにしてみようかな、と思いついて英語の全文を探してみました。
例えばこちらに、文法要素の解説も交えて、わかりやすくまとめられています。
副産物的に、引用元の映画「独裁者」のことも少し知りました。
チャップリンの独裁者 ”THE GREAT DICTATOR(1940・アメリカ)”
このページでの解説によると、チャップリンはもともと「世界平和」のためにこの作品の制作に取り掛かったわけではなく、ヒトラーの存在の危険性には気づきつつも、時代の熱狂を喜劇にしたかった、という芸術の創造、表現を追求する純粋な姿勢があったと言います。
それを知って、さらにすごいと思いました。
人間社会の、人間模様の様々な「悲劇」をみつめ、「喜劇」として綱渡りのような絶妙さとおもしろさで表現しながら、人間の本質を深くとらえてきたチャップリンだからこそ、最後に付け加えたシーンで、多くの人々の魂を揺さぶるようなメッセージを全身全霊で伝えられたのだと思います。