アカデミー作品賞をはじめ、一人勝ちした感のある「スラムドッグ$ミリオネア」
日本は四月公開だというので、どんな映画か気になって調べてみました。
とにかく映画評論家たちの間の評判がすこぶる良い。
「ひどく悲しませてくれると同時に、陽気な気分にさせてくれる
息もつけないほどエキサイティングなストーリー」(シカゴ・サンタイムズ)
「世界で最初のグローバル化された名作(ウォールストリートジャーナル)
「この欄で名作と評した作品の中で、最も楽しめた映画。4つ星をつけても
足りないぐらいである」(ニューヨーク・ポスト)
「ズバリ言おう:今夜の予定をキャンセルして、『スラムドッグ$ミリオネア』を
観にいきなさい」(ボストン・グローブ)
という具合に、英語圏メディアの95パーセントが絶賛している。
と、SCREEN誌には書かれていますが、ネットをぐるりと見たところ、
Cマイナスをつけている新聞もある(;^_^A
ただ、オスカーを取るべくして取った映画ではあるようですね。
原作は、現在36ヶ国語に訳されているインド人作家ヴィカス・スワラップの
「ぼくと1ルピーの神様」
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青年ジャマールがインド版「クイズミリオネア」でどんどん勝ち進んでいたが、
スラム育ちで小学校も卒業していない彼が難問に答えられるわけがない、
イカサマをやったに違いないと嫌疑をかけられ逮捕され、尋問されるシーンから
映画は始まる。
ちゃんと答えを知っていたと主張しても信じてくれない刑事たちに、
ヒンドゥー教徒による暴動に巻き込まれ、母親を殺され、兄と2人孤児になってからの、
自分の半生を語り始める……
監督は「トレインスポッティング」で、センセーションを巻きおこしたダニー・ボイル。
はっきり言って、「トレインスポッティング」はあまり馴染めなかった覚えがあります……
最近では「28日後……」「28週後……」で、新感覚のゾンビ映画を披露。
これは、「アウトブレイク」のようなパニック映画かと思って観て、
みごとに騙された、気持ちわる~い映画でした
あとは真田広之などが出た「サンシャイン2057」も監督している。
……というわけで、私の観た二つは、あまりいい印象はないんだけど、
今回は、これだけ各紙がべた褒めしているんだから、やっぱ話のタネに
観てみなきゃと思います。
ちなみに、アメリカおよび、アメリカ合作でないものが作品賞を受賞したのは、
81回の中で「ガンジー」「アラビアのロレンス」など8作のみ。
「ラストエンペラー」以来21年ぶりの快挙なのだそうです。
どれも名のある作品ばかりですね~。
あ、そういえば「おくりびと」もおめでとうございます。
日本では、こっちのほうがヒットしそうだ……