今日は9月4日、
「クシの日」→「櫛の日」ですね。
美容関係者らが1978年に制定しまして、美容週間実行委員会が実施。
美容関係者がクシを大切に扱い、また、美容に対する人々の認識を高めてもらう為に制定されました。
美容師にとってはなくてはならないものですし、女性で使ってる方も少なくはないと思います。
いい日ですね〜!
さて、本題の白髪とはということですが。。
白髪について多くの方が勘違いしていることが一つあります。
それは、「髪は元々白いものである」ということです。皆さんの認識の中では、「黒い髪の毛が、段々と白くなっていく」と思っている方が多いですが、実は、髪の色は元々白く、そこに色素が与えられているために黒くなっているということです。
この髪の毛を黒く見せる色素細胞を「メラノサイト」と言います。髪の毛が白くなっていく、つまり白髪はこのメラノサイトが減少したり、働きが鈍くなってしまうために起こる現象なのです。
そして、生物は加齢と共に細胞の働きが悪くなってしまいます。そのため、メラノサイトが活発に働くために必要な「チロシナーゼ」という酵素も衰えてしまい、結果的にメラノサイトの働きが悪くなります。
このチロシナーゼの働きが鈍くなるのは、人によっても異なりますが、大体35歳前後から始まると言われています。
髪の毛を黒く見せる色素の働きが悪くなるために、年を重ねると白髪が増えてしまうのです。
実は、生命の維持には直結しないため、最後に残った栄養分で生成されるのが髪の毛です。
身体の中では後回しにされてしまう髪ですが、見た目の印象には大きく影響しますよね。
特に白髪は、老けた印象を与えてしまうため、なるべくなら健康な黒髪を保ちたいところです。
黒髪を維持するためにも、まずは白髪が増えるメカニズムから探っていきましょう。
髪はタンパク質により作られています。そして、黒髪を保つためには血流がよく、必要な栄養素が毛髪の細部まで行き渡ることが重要です。
途中までは黒いのに、半分だけ髪が白くなっていることもあり、栄養が尽きてしまったことを感じさせる毛髪を目にした方もいると思います。
血液や栄養を循環させる臓器として、腎臓と肝臓が挙げられます。
腎臓は、血液を浄化する(血液中の老廃物を排出する)、血圧の調整をするなどの重要な役割を担います。
肝臓は血液には直結しませんが、体内の栄養を貯蔵し、体が使用できる栄養素に分解、血流にのせて体の随所へ届ける働きをします。
白髪が増えるのは、年齢を重ねることで肝腎機能が衰え、髪にまで必要な栄養素が行き渡らないためと推測されています。
実はよく分からない白髪のメカニズムですが、細かく見ると意外にシンプルなんですね。
なるべく増やしたくないですね!