お天道様は見てるよ。
って昔から日本では
「悪いことをしてはいけない」
ということをこのように言ってきましたよね。
もうずいぶん前になりますが
こんな相談をいただいたことがありました。
「親戚のAさんは
自分や自分の両親に、ひどい
ことをしたのに、なんで神様は
Aさんに罰を与えないのか。」
お天道様が、神様が本当に
いるのなら、悪いことをしている
人に罰を与えてくれるはず。
なのに、Aさんはのほほんと
何事もないように生きていて
なぜ、自分たちはこんなに苦しんでいるのか。
ご相談者様をBさんとしますね。
BさんはAさんに苦しみを与えら
れていると思っています。
そして、Aさんに罰が与えられる
のを待っていますね。
たとえばAさんが大きな病気に
なったり、ケガをしたりしたら
「やった～、これで長年の恨みを
晴らすことができた。」
と思うことができるのに、
と思っていますね。
いつもいつもBさんはAさんを
見張っているのです。
なにか悪いことが起きるように。
見張っているとき心の中では
なんて言ってますか？
「何か悪いことが起きろ～」
「あいつ病気になれ～」
「私たちにひどいことしたん
だからそれ相応の罰を受けろ～」
自分は何もせず、
神様に恨みを晴らしてもらおうとしています。
「自分は何もしてない」って
言いたいわけです。
目に前に起きることは
全て自分が起こしている、と
よく言いますよね。
毎日毎日、
神様に願っていることが
「恨みを晴らす」だとしたら
考えていることが「恨み」になる
のですよね。
潜在意識は強く思ってるものが
現実化されていくので
「こうなったらいいのに～」と
毎日強く思っていたら、それが現実化
しますよね。
自分に
そういう意味では
毎日、生きるのが苦しいBさんは
自分が強く思っている
「こうなったらいいのに」を
自分に適用してるということになります。
そこに気づいていくことができたら
そのステージから抜けていくことができます。
嫌なことをされた過去はあった
のでしょうけど
自分の人生でやりたかったことは
「Aさんを病気にしたい」ではないはず
ですよね。
それなのに、毎日そこにフォーカス
するって、どんだけ～？
冒頭の言葉に戻りますが
「お天道様は見ているよ」は
自分がどんな生き方を
しているのか、を見ている
ということだと思うのです。
悪いことした人に
悪いことが起こるように
見張るのではなく
自分が幸せになれないのを
人のせいにするのでもなくね。
自分の幸せは自分が作れるのだ、
ということを理解するために
そのかたはいたのかもしれないし
自分自身をお天道様にしてしまえば
いつでも世界に光を与えられる存在になれるのです。
自分の暗い部分に光を当ててみる
のも結構勇気がいるんだけど
ぜひ、自分自身をお天道様に
してみて頂けたらいいな～って思います。
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