10月17~19日まで2泊3日の
農業研修に行ってきました。
こちらの記事の続きです。
太陽って常温なの??今までの常識が正しいとは限らない 自然農関野さんのお話し
農業研修3日目。
自然農の関野塾のあとは
ランチを食べて、関野塾の方たちとはお別れ~
私たちは、稲刈りに行く予定でした。
が
生育不良で稲刈り中止になり
また先ほどの畑にいって、野菜の間引きの作業を
やることになりました。
少し作業していたら、ポツポツ雨が降ってきてしまい
木の下のあまり雨に濡れないで作業できるところの片づけを
することになりました。
パブリックの加賀崎さんが
「ここは掘るとがれきが出てくる」と仰っていたのですが
ちょっと掘るとがれき・・というか、ござや畳やじゅうたんが
ここ掘れわんわん的に湧いて出てくるのです。
じゅうたんが湧いて出てくるって想像できないですよね。
私も想像できないです(笑)
でも本当に、掘るとじゅうたんが。
そのじゅうたんの下にもじゅうたんが。
そのじゅうたんの下にもじゅうたんが・・・
じゅうたん5重構造くらいに折り重なっていて
掘っても掘っても出てくる出てくる~~
じゅうたんのマドリョーシカ状態で
しかも、そのじゅうたんが長くて
「これはどこまで続くの?」という感じで
むいてもむいても中身が出てこない終わりなき
じゅうたんとの戦いに、ご参加のみなさんが悪戦苦闘!!
「めくってもめくってもじゅうたんが出てくる
悪夢を見そう」と言いながら、作業をしているのでした。
どうやら、昔はここに小屋があって、
何かしらの作業小屋として使っていたようなのですが
廃墟になったまま壊れたのか、壊して放置したのか
今になっては分からないですが、
崩れたがれきの上に土がかぶさり、
その上を車が通ったりして土が固まり、
ずっとそのままにされ続けていたのかな~と思います。
それにしても、あんなにもたくさんのじゅうたんを
なぜここに敷き詰めていたんでしょうね。
そこを使っていた人たちは、じゅうたん屋さん
だったのでしょうか。
じゅうたんの即売会でもそこでやっていたんでしょうか。
もし、タイムマシンがあるのなら
過去に戻って、ここが何に使われていた場所なのかを
見に行ってみたいものです。
こちらは、小屋の壁や屋根だったのか
錆びた鉄板です。
これも、むいてもむいても鉄板が出てくる始末で
数枚重なっている状態でした。
下のほうは、もう朽ち果てていて、触るとボロボロと
崩れていく状態にまでなっていました。
固い鉄板も長い年月をかけてこうして朽ちていくんだな、と、
これも自然の力なんだな、と見せて頂けた気持ちになりました。
でも、この鉄板を取り除いているときも
じゅうたんをはがしているときも
そこには虫もミミズも出てこないのです。
もちろん、土には雑草も生えていない状態で
ずっとそこの土は、息が出来なくて、死んだように
なっていたんだな~、と思います。
がれきの山を取り除いてあげたら
その土地が、フ~~と深呼吸し始めた感じでした。
ずっと息が出来なくて苦しかったんだね。
長い期間、押し込められて苦しかったんだね。
そんなふうに思っていたら
その場所で、たくさんの人たちが笑いあって
大人と子供たちがお弁当みたいなものを食べている
光景が見えたような気がしました。
昔々の楽しかった記憶。
そのときはここはイキイキとしていて活気もあったけど
だんだん人がいなくなって放置されて、朽ち果てて、
寂しい思いをしながら、それでもずっと待っていたのかも
しれないな~って。
だから、小雨の降る中、
みんなで、きゃ~きゃ~わ~わ~言いながら
じゅうたんマトリョーシカを体験しながら
たくさんのじゅたんを救出したことは
ここの場所さんが、とっても喜んでいたように
思うのです。
「みんな、待っていたよ~!」って。
もううす暗くなっててきてしまったので、救いきれなかった
じゅうたんはカッターで切って、途中で土を戻しその日は
終わりになりました。
それでもずいぶんすっきりとしていましたよ~
見た目にも片付いてスッキリしましたが、
エネルギー的にも、軽くて澄んだ感じになりました。
もはや、農作業ではなく、土木作業になっていましたが
一緒に作業した方たちとの連帯感が生まれ、
昔から何かの仲間だったかのように思えるくらいでした。
大変な作業を共にした人たちって
なんとなく「戦友」のような気持になるんですよね。
力仕事は苦手ですが、貴重な体験をさせて頂けて
また世界が広がりました。
ここの場所は、ずっと止まっていた時が動き始めて、
死んだようになっていた土も、そのうち草が生えてきて、
その草の周りに虫がやってきて
少しずつ、息を吹き返していくのだろうな~って思います。
ここの場所が、数か月後、どうなっているのか
みてみたいな~~
あ、12月にもここに来るんだった!
なんだ、見に来れるんだわ。すご~い!
稲刈りがなくなったのも
農作業中に雨が降ってきて、この木の木陰に
人がいっぱい来たのも、もしかしたらすべて
決まっていたことだったりして~。
私たちは、この土地に呼ばれたのかもしれませんね。
止まっていた時を動かす人たち。
その一人になれたことを
光栄に思っています。
さて、たくさん体を動かした後は楽しみにしていた夕食。
パブリックダイナーで、鶏のレモン焼きをいただきました。
パブリックさんのお食事は、一日目に行った「加賀屋食堂」も
「パブリックダイナー」も美味しかったです。
その日の夜,は、パブリックのオーナー加賀崎さんの
お話しをいろいろ伺い、その経営手腕に「すごいね~」と絶賛し、
早々に就寝~~
次の日は、晴れて気持ちのいい朝!
朝のお散歩も気持ちいい!
朝食を食べた後は、畑仕事です。
畝作りをし、ターサイの種を蒔いてきました。
あと、スナップエンドウやカブの種も~
次回行くのが楽しみだわ~~
午前中いっぱい、畑で野作業をして
みんなでお昼食べて、2泊3日の工程は終了。
また12月5日から熊谷入りします~
次回は寒いよね~~。
防寒着、用意しないと~
次回は、何度かお邪魔している
農福連携をしている埼玉福興さんに行きます。
めちゃ楽しみです♡
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