【自分の苦しさを誰にも理解されないと思っている方、
自分は幸せになってはいけないと思っている方へ】
私の経歴を軽く話しますと
エステティシャン暦１４年→介護福祉士５年→心理とタロット
というような仕事暦でございます。
介護の仕事をしていた５年間。
今までとは全然違う世界だったので
いろいろカルチャーショックなことも多々ありましたが
本当に本当に学ぶことがたくさんあって
その時の経験が今にすごく生かされています。
今日は、介護の仕事をしていたときの
印象深かったことを書いてみたいと思います！
リウマチをお持ちの８０代のSさん。
いろんな感情を抱えていて
いつも誰かに対しての文句を言ってる方でした。
ヘルパーに対しても気に入らないと
クレームがすごくて何度も何度もとっかえひっかえし
結果、誰も行けなくなってしまう、という
なかなか難しい方でした。
私はなぜか、この家に
４年以上通うことになってましたね～
そんなSさん。
ある時、私にこう言いました。
「私の病気の辛さは誰にも分かりっこない。
あんたもこの病気になって私の辛さを知ればいいのよ！！」
この言葉に対して、私は
「そうなんですね。それくらい辛いんですね」
とお返ししました。
その方の病気の辛さはその方にしか分からない。
その通りだと思います。
その辛さをどんなに理解したいと思っても
同じように痛みを感じることはできないのでしょう。
ここにSさんの「孤独」が見えるな～
って思たんですよね。
辛い、苦しい、の世界を
「これは私のものよ！！」って抱え込んでいる状態。
禅タロットの「THE MISER」」というカードみたいです。
私の苦しみを理解したいなら
あなたも同じように苦しみなさい。
いま、インナーチャイルドセラピーに
来てくださるクライアント様のお話を聞かせていただくとき
これと似たような言葉の呪縛に絡まってるなって
思うことがあるんです。
私だけが幸せになってはいけない。
お母さんは大変なんだから。
両親の苦しいときに
私が楽しんではいけない。
自分は幸せになってはいけない
っていう思い込みを持っている方は
けっこう多くてね、
「幸せ」＝「罪悪感」っていう公式に
なってしまっているのですよね。
このような思い込みを持っている方は
自分が素敵な彼と出会ったりしても
うまくいきそうになると、とたんに不安になってきて
別れるように持っていってしまったり
チャンスが来てるのに「私なんかが無理だわ」とか言って
チャンスを見逃してしまうんですよね。
「私だけが幸せになったらダメ」って
なんか思ってる。
このようになんとなく思ってしまう傾向にあるのなら
ご両親からの
「私の苦しみを理解したいなら
あなたも同じように苦しみなさい。」
というような呪縛が入ってしまっているのかもしれません。
もちろん、
この言葉を言われたわけではないこともあります。
Sさんのようにそのまんま、言ってることもあるけど
「私と同じように苦しめ」と言ってなかったとしても
受ける側が
「苦しみを分かってあげられなくてごめんなさい」
と思っていたりすると
この呪縛を持つこともあります。
いつも幸せを選べない状態になってるかもって
思うことがあるなら、
自分がこの呪縛にかかっていないか見直してみてください。
このような状態になっているときに
まず、やっていただきたいことは
「あなたが同じように苦しんでしまったら
本当に救いようがなくなるのだ」ということです。
同じように病気になったら
その病気の両親の世話はできないのです。
一緒に苦しむ世界にいてはならない。
だから、まずは自分が
その世界から抜け出てみることですよね。
そして、「私は幸せになってもいい」って
決めてみてください。
誰かの声に惑わされなくてもいい。
自分の人生は自分で決めていいのだから。
この世はフォーカスしたところが現れているだけ。
としたら、
幸せにフォーカスしたら幸せになれる。
苦しみにフォーカスしたら苦しくなれる。
ということ。
どっちの世界にいたいのかなあ。
ここを選ぶだけなんだよね。
あのときのSさんの言葉を
今も時々思い出します。
そして、Sさんのあの言葉があったから
この「フォーカスした世界を創り出している」ということが
理解できるようになれたと思います。
だから、本当にありがたい経験だったな～って
今は思ってるんです。（あのときはつらかったけど）
自分は幸せになってはいけない、って思ってる方
自分の苦しみを誰にも理解されないって思ってる方
ぜひ、一度インナーチャイルドセラピーを
体験してみてくださいね。
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