自民党の菅義偉前首相は、6月23日、文藝春秋のオンライン番組に出演。 「(裏金事件に対する)政治不信を払拭するには、自民党が原点に立ち返って取り組むのが当然だ。それに対しての法案を野党が出した後に自民党案がくるのは、どう考えてもおかしい」 【画像あり】菅義偉氏の「角刈り」写真、「ボクらのパパ」というひと言が添えられた岸田首相の卒業アルバム 「総理自身が派閥の問題を抱えているのに、責任を取っていない。いつとるのか。いつ言及するのか。その責任に触れずに今日まできている」  などと岸田文雄首相批判を展開。これが「岸田下ろし」の号砲とみられている。 「通常国会が閉幕して、永田町の耳目が9月の自民党総裁選に集まり始めたタイミングでの発言ですから、さまざまな憶測を呼んでいます。  6月16日には麻生派の斎藤洋明衆院議員が『責任は最終的に誰かがとらなければならない』と、22日には茂木派の東国幹衆院議員が『岸田総理大臣はゆめゆめ再選などと軽々しく口にするのではなく、思いとどまって、むしろ党に新しい扉を開く橋渡し役を担ってほしい』と発言しました。  しかし、今回の菅氏の発言は、永田町への衝撃度でいえばはるかに大きなものです」(政治担当記者)  おりしも21日の記者会見で「道半ばだ。重要な課題、先送りできない課題がたくさんあるので、結果につなげることで評価が生まれると信じている。引き続き、道半ばの課題に1つでも2つでも結果を出すよう努力することが大事」と、続投に向けた意欲を隠そうとしなかった岸田首相。  その寝首を掻くような 菅氏の発言だが、実際、「岸田包囲網」が狭まりそうな情勢となっている。注目が集まるのは、菅氏が「ポスト岸田」の念頭に置いている石破茂氏、加藤勝信氏、小泉進次郎氏、河野太郎氏、茂木敏充氏あたりだろう。  しかし、こうした菅氏の発言に、Xでは 《今更。内閣不信任案に造反もせずあんなザル法も出してきておいて岸田降しとか。ふざけるなと言いたい》 《ふざけるな!! 他人事みたいに言うな!!》 《菅も同罪、よく岸田総理に責任って言えるよな》  など菅氏への批判も渦巻いている。こうした声があるなか、岸田首相は元気いっぱいだという。 「ここ数日に出揃った各マスコミの世論調査で、内閣支持率は多くが20%台前半でしたが、毎日新聞は17%というショッキングな数字でした。  しかし、岸田さんは意に介さないようで、官邸で側近議員と会合を重ねています。総裁選についての意見交換をしているそうです」(前出・政治担当記者)  自民党の熱い夏が幕を開けたようである。

SmartFLASH

 

菅は人の事は言えない。自分も首相時代「任命責任は私にある」といいつつ、何の責任も取っていないからだ、菅だけではないが・・・