衆院3補欠選挙で自民党が唯一戦った島根を落とし、自民離れの民意が明確になった。全敗に終わった岸田文雄首相の求心力低下は必至で、早期の衆院解散・総選挙は困難な情勢だ。岸田氏が意欲を示す首相続投も一層厳しさを増す。 【画像】8氏を破って東京15区で当選を決めた酒井菜摘氏  裏金事件などへの国民の政治不信は根深く、保守王国・島根が陥落した。首相周辺からは「安倍派の裏金問題で足を引っ張られた」と恨み節が漏れる。選挙結果は派閥解散も一定程度影響した。多額の資金や議員らの応援といった従来の派閥型選挙が封じられた形で、自民の今後の選挙戦略に根本的な課題を残した。  総裁選前に衆院を解散し総選挙で勝利して総裁再選を果たす-。首相は続投シナリオを描いてきたが最側近の木原誠二幹事長代理ですら「政権交代が起こってもおかしくない状況」と公言するほど党勢は悪化の一途。首相は解散カードを切らずに総裁選に臨む選択肢も視野に入れ始めている。  首相にとって救いは衆目の一致する「ポスト岸田」がいないこと。自ら主導した派閥解散により総裁選の戦い方も変わる可能性がある。党内にくすぶる「岸田降ろし」はすぐには発展しないというのが大方の見方だが「岸田首相のままでは選挙は勝てない」(閣僚経験者)と危機感は広がる。  一方で賃上げや6月の定額減税を起爆剤に支持率を回復させ「引きずり降ろされる前に勝負すべきだ」(首相周辺)と早期解散論も消えていない。閣僚の一人は「羽交い締めにしてでも解散を止める」と息巻く。  菅義偉前首相は2021年の衆参三つの補選・再選挙で全敗し、退陣の引き金となった。岸田首相は24日の参院予算委員会で自民が議席を得られなかった場合の有権者の評価を問われ「私の政治姿勢も評価の対象」と明言した。その有権者の判断は下った。  世論も、自民内でも強まった「岸田離れ」。総裁選に向けた党内政局が火ぶたを切りそうだ。  (高田佳典)

西日本新聞

 

 

これで、立憲が指示された。と思うのはおお間違えで撮影ある。自民党があまりにもお粗末だっただけ。自民党も岸田おろししたくても変わる人材がいない。立憲も今のままではダメ。消去方で選ばれたのに気付かなければだめです。

政治不信はますます加速します。

見せかけ野党の維新と国民。ここの制裁も必要