ポエム

「君の顔」

 

行きかう人々が見え隠れ
緑の人が走っている
なにをするにも君のことばかり
いきなり君はあらわれて
僕といた
そして僕のいない
そんないくつもの君が浮かぶ
迷子センターから呼ばれる
僕の名前
ほんとは誰も呼んじゃいない
君はだれかと手をつなぐ
君はだれかの胸の中
君は照れてほほえむ
だれかを見たあとで
君の顔
君の顔

 

 

 

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