ポエム

「未来図」

 

キミが生まれた日に
ボクは何を
想い描いていただろう
遠く離れた場所で
出逢うことなど知らずに...

ボクが観てきた夜空よりも
澄んだ星空に包まれて
キミはキミにしか描けない
未来図を描いていた

巡り逢えた 奇蹟
たった一つの線でも
描かずにいたら
別々の世界で生きていた

初めて出逢った日の夜空を
覚えてはいないけど
あの日から ずっと
ボクの中にキミがいる


駅まで続く この道を
偶然に逢える奇蹟を
信じて歩いている

信号もなくて
人通りも少ない裏道

神社からの横道
写真館を抜ければ
白百合が そっと佇む

この道を歩いているだけで
胸が締めつけられる
こんなにもキミが好きで
叶わなくても
届かなくても

キミがくれた笑顔や言葉で
ボクの心は彩られていく


キミが生まれた日から
ボクの未来図が変わった
今は星空の距離
遠くから見つめて
想いを募らせるだけだけど

キミが描き続けている
未来図の片隅に
残れているだけ
それだけでいい・・・

 

 

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