ポエム

「夜話」

 

ひとりで聞く
夜の音はどんな?
淋しくて軽い音
重くて暗い音

絶えることなく
闇色の夜の雫が
風の斜面を滑る
小さな小さな水音

夜明けまで
僕を濡らし続けて
夜の中に誘うのに

信じられる言葉さえ
持たずに
夢と去ってゆくの

 

ペタしてね