ポエム

「トラウマ」

 

私たちの間に交わされたのは
300通のメールと30回の電話だけ
生活リズムと好きな食べ物が分かっただけの
まるで擬似恋愛
これから先もずっと一緒だと信じていたのに
距離を越えられるだけの歴史が
私たちには無かった

距離を越えて ただ単純に声が聞きたかったから
夜中の電話にも飛び起きた 理してたわけでもなく
愛の表れだった

やっぱりだめだなんて…

そんなハカナイ決意なら
私のことなんて見つけてほしくなかった
せっかく一人にも慣れて
自分勝手に高飛車に歩いていたのに
寄り添うことの楽しさや人を思う愛しさを
思い出してしまった

果たせなかった約束が
刻むはずだった思い出が
また 私に「トラウマ」としてとりついて
もう恋愛なんてこりごりと

それでもまた 人を好きになって
傷ついて
いつになったら 開放されるんだろう

今度こそ
そう思ってまた
涙 流したりするんだろうな…

でも一つだけ ただ一つだけ
あの日 あの時 出逢わなければ
きっと私は まっすぐな自分を失くしていた
涙に価値を感じる程に
あなたとの出逢いは大切で
神様からのだった
ありがとう
出逢ってくれてありがとう
愛を ときめきを
ありがとう
これからも
活躍を
期待しています

 

 

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