ポエム

「思い」

 

冷たい頬に触れた手を暖めるように。


幸せだよって呟く君の涙に。

僕の不安なんてただのわがままな言い訳 と・・。
感じながら抱きしめるんだ。


弱くて儚くて小さな二人は。
こんな大きな場所では生きて行くには不器用かもね・・。


花は咲き散って行くそんな季節と。
同じ向こうの空をずっと見つめていたい・・。


冷たく悲しい夜の夢を見て・・。
震える瞳に僕を映して。

どんな未来を想像してくれているの?

そんな想いにどれほど応えられるだろう・・。


朝があけるたび不安になるんだ。
君がこの腕から消えてしまうと・・。


暗闇の中で瞳を閉じた・・。
街の雑踏の中で一人きりの自分を感じながら。


優しい・・。
やわらかな街灯の中に映える。
震える自分の影を抱きしめて・・。


君が教えてくれた星座の名前を。
一つ一つ思い出しながら見上げる空・・。


たった一つの愛を教えてくれた。
それが僕をこんなにも強くしてくれたんだ・・。

 

 

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