ポエム
「生きる証」

私の手首から
ゆっくり流れる赤い液体
温かいようでいて
どことなく冷たい感じもする

痛みを伴うのはその瞬間で
後は空しさだけが残る
そんな感覚よりも
ただひたすらに流れる液体を見て
私はただうなだれて
物思いにふける

中途半端な私の人生には
深い傷をつけれる訳でもなく
ただ何もせずにはいられなかった
生死なんて事はどうでもいい
ただ今を生きている
そういう証を見たかっただけなの

 

 

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